現地時間９月12日、米スポーツ専門局『ESPN』にゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンのインタビューが公開された。

　今夏にプレーヤーオプションを破棄して完全FAとなった33歳のベテランフォワードは、予想通りウォリアーズと再契約を締結。これでステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、グリーンのビッグ３体制は、引き続き継続となった。

　スティーブ・カーHC（ヘッドコーチ）が就任した2014－15シーズン以降、ウォリアーズはこの３本柱に優秀なサポーティングキャストを揃えて、計４度優勝。昨季はカンファレンス・セミファイナルでロサンゼルス・レイカーズに敗れて姿を消したものの、今夏は戦力補強に成功したと言っていい。

　トレードでクリス・ポール、FA戦線ではダリオ・シャリッチ、コーリー・ジョセフといった即戦力のベテランを獲得。アンドリュー・ウィギンズ、ケボン・ルーニー、ゲイリー・ペイトン二世、ジョナサン・クミンガといったコアメンバーも健在で、十分に優勝を狙えるロスターを形成している。
  　カリー、トンプソン、グリーンは、レブロン・ジェームズ（レイカーズ）と並んで現役最多となる４度の優勝経験を誇るが、グリーンは先のインタビューで、1990年代にシカゴ・ブルズで２度の３連覇を成し遂げたマイケル・ジョーダンの優勝回数に並ぶことに意欲を見せていた。

「必ずしも数字で示したいとは思わないが、俺たちがあと２回チャンピオンシップを手にすることができないなんて、わからないだろ。どうしてそれが不可能なんだ？」

　38歳のポールを筆頭に、カリーが35歳、トンプソンとグリーンが33歳と、リーグ有数のベテランチームとなったウォリアーズだが、プレーオフ経験は他の追随を許さない。全員が健康体を維持し、カーHCを中心とするチーム戦術がうまく機能すれば、グリーンが話したように、今後も優勝回数を伸ばす可能性はある。

「俺のキャリアのなかで最も重要な時期のひとつだと見ている。別にドレイモンドとして何かを取り返すわけじゃない。俺のゴールは、このチームがクリス・ポールの初優勝を手助けすることだ」とグリーンは意気込む。