フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジェームズ・ハーデンは、シーズン開幕を目前に控えた今なお、チームにトレードを要求している。移籍先候補にはロサンゼルス・クリッパーズが挙がっているが、球団OBのケニョン・マーティンは、ハーデンの獲得にこだわるべきではないと語っている。
今夏にシクサーズのダリル・モーリーGM(ゼネラルマネージャー)はクリッパーズと交渉の場を持ち、ハーデンもLA行きを望んでいたとされる。しかし、8月にシクサーズがトレードに関する交渉を打ち切ったという報道が流れると、ハーデンは中国でのオフシーズンツアー中に「ダリル・モーリーは噓つきだ」と痛烈なメッセージを発した。
シクサーズへの抗議の意味を含め、今年のメディアデーに姿を見せなかったハーデン。10月6日からチームに合流して練習メニューをこなしているが、プレシーズンゲームには出場しておらず、依然としてチームにトレードを要求している立場に変わりはない。
13日の練習後、ハーデンは初めて公の場で口を開き、「トレードでここへやって来た時、俺はシクサーとして引退したかった。だが、フロントオフィスはそのプランを持っていなかった。それは文字通り、俺にはコントロールできないことだ」と胸中を吐露していた。
去就が不透明なまま、シーズン開幕の時が刻一刻と迫るなか、2011-12シーズンにクリッパーズでプレーし、息子のJr.が今季から所属することになった元NBA選手のマーティンが、ギルバート・アリナスがホスト役を務める人気ポッドキャスト番組『Gil's Arena』に出演した際、古巣に警鐘を鳴らした。
「ジェームズがクリッパーズをよりいいチームにするか? 今よりは良くならない。ジェームズのことは好きだけど、バスケットボールの話をしているんだ。クリッパーズはギャンブルや実験をしている暇はない。俺がクリッパーズの人間なら、正直絶対にやらない」
クリッパーズは昨季途中からラッセル・ウエストブルック、ポール・ジョージ、カワイ・レナードのビッグ3が中核を担うが、ハーデンはたとえクリッパーズに加入したとしても、思うように事が進まなければチームのアキレス腱になるとマーティンは見解を述べる。
「ジェームズの存在は、コーラにメントスを入れるようなものだ。最初は我慢するだろうが、自分を優遇してくれなければ何か問題を起こすのは時間の問題だ」
これまで、ヒューストン・ロケッツ(2012~21)、ブルックリン・ネッツ(21~22)でトレードを要求し、新天地を求めてきたハーデン。シクサーズでも同様の末路となるのだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
ハーデンのトレード難航はシクサーズGMが原因?「モーリーが取引を妨げている」と米識者が指摘<DUNKSHOOT>
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13日の練習後、ハーデンは初めて公の場で口を開き、「トレードでここへやって来た時、俺はシクサーとして引退したかった。だが、フロントオフィスはそのプランを持っていなかった。それは文字通り、俺にはコントロールできないことだ」と胸中を吐露していた。
去就が不透明なまま、シーズン開幕の時が刻一刻と迫るなか、2011-12シーズンにクリッパーズでプレーし、息子のJr.が今季から所属することになった元NBA選手のマーティンが、ギルバート・アリナスがホスト役を務める人気ポッドキャスト番組『Gil's Arena』に出演した際、古巣に警鐘を鳴らした。
「ジェームズがクリッパーズをよりいいチームにするか? 今よりは良くならない。ジェームズのことは好きだけど、バスケットボールの話をしているんだ。クリッパーズはギャンブルや実験をしている暇はない。俺がクリッパーズの人間なら、正直絶対にやらない」
クリッパーズは昨季途中からラッセル・ウエストブルック、ポール・ジョージ、カワイ・レナードのビッグ3が中核を担うが、ハーデンはたとえクリッパーズに加入したとしても、思うように事が進まなければチームのアキレス腱になるとマーティンは見解を述べる。
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これまで、ヒューストン・ロケッツ(2012~21)、ブルックリン・ネッツ(21~22)でトレードを要求し、新天地を求めてきたハーデン。シクサーズでも同様の末路となるのだろうか。
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