現地時間10月18日、ブルックリン・ネッツが敵地カセヤ・センターでマイアミ・ヒートを107-104で下し、プレシーズンゲームを2勝2敗で終えた。
ここまでの3戦で平均21.8分、8.0点、4.3リバウンド、7.0アシスト、1.7スティールを記録していたネッツのベン・シモンズは、この試合も先発ポイントガードとして出場。約23分の出場で得点こそフリースローの2得点のみながら、8リバウンド、7アシストをマークして勝利に貢献した。
2シーズンぶりの出場となった昨季、27歳の司令塔は平均26.3分、6.9点、6.3リバウンド、6.1アシスト、1.3スティールにフィールドゴール成功率56.6%という成績を残したものの、背中のケガとそのリハビリのため、オールスターブレイク以降を全休した。
オフのハードなトレーニングによって健康体を取り戻し、今季の完全復活が期待されるシモンズ。プレシーズンゲームでも3ポイントは一切打たなかったものの、相手が距離を空けていようとお構いなしにリムへ突進してレイアップを決め、ノールックパスで味方の得点機会をお膳立てするなど、上々のパフォーマンスを見せている。
今季のネッツはジャック・ヴォーンHCの下、シモンズとスペンサー・ディンウィディーがバックコートに入り、昨季加入したミケル・ブリッジズとキャム・ジョンソン、センターのニック・クラクストンがスターターを形成すると予想される。
18日に現地メディア『Esquire』へ公開された記事の中で、208cm・109kgの超大型ポイントガードは「僕たちにはゼロから新たに作り上げて、たくさんの人たちを驚かせるチームになる最高の機会がある」と口にしていた。
ネッツには昨季開幕時のようなケビン・デュラント(現フェニックス・サンズ)、カイリー・アービング(現ダラス・マーベリックス)といったスーパースターこそいないものの、先発の5人に加えてベンチにもデニス・スミスJr.やロニー・ウォーカー四世、キャム・トーマス、ロイス・オニール、ドリアン・フィニー・スミスといった好選手が控えている。
今季はディンウィディーにブリッジズ、ジョンソン、フィニー・スミスら昨季途中加入組がトレーニングキャンプから合流し、早い段階からケミストリーを形成している点も好材料。長丁場のシーズンを戦い抜くうえで、この選手層の厚さは大きな武器となるだろう。
シモンズは「個人として、僕はかつての自分に戻りたい」と意気込む。
「僕はオールスターになりたい。オールスター選手よりもさらにいい選手になりたいんだ。そこが僕の目指している位置になる。これまで、『オールスターの投票でいくつか入ればいいな』などと思ったことはない。それじゃダメなんだ。そうなったら釣りでもしているよ」
フィラデルフィア・76ers時代にはオールスターに3度選ばれたほか、オールディフェンシブ1stチームに2度、オールNBA3rdチームにも名を連ねたシモンズ。久々の健康体を手に入れた“元ドラフト1位”が、ネッツに昨季以上の白星をもたらすことができるか注目だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
ここまでの3戦で平均21.8分、8.0点、4.3リバウンド、7.0アシスト、1.7スティールを記録していたネッツのベン・シモンズは、この試合も先発ポイントガードとして出場。約23分の出場で得点こそフリースローの2得点のみながら、8リバウンド、7アシストをマークして勝利に貢献した。
2シーズンぶりの出場となった昨季、27歳の司令塔は平均26.3分、6.9点、6.3リバウンド、6.1アシスト、1.3スティールにフィールドゴール成功率56.6%という成績を残したものの、背中のケガとそのリハビリのため、オールスターブレイク以降を全休した。
オフのハードなトレーニングによって健康体を取り戻し、今季の完全復活が期待されるシモンズ。プレシーズンゲームでも3ポイントは一切打たなかったものの、相手が距離を空けていようとお構いなしにリムへ突進してレイアップを決め、ノールックパスで味方の得点機会をお膳立てするなど、上々のパフォーマンスを見せている。
今季のネッツはジャック・ヴォーンHCの下、シモンズとスペンサー・ディンウィディーがバックコートに入り、昨季加入したミケル・ブリッジズとキャム・ジョンソン、センターのニック・クラクストンがスターターを形成すると予想される。
18日に現地メディア『Esquire』へ公開された記事の中で、208cm・109kgの超大型ポイントガードは「僕たちにはゼロから新たに作り上げて、たくさんの人たちを驚かせるチームになる最高の機会がある」と口にしていた。
ネッツには昨季開幕時のようなケビン・デュラント(現フェニックス・サンズ)、カイリー・アービング(現ダラス・マーベリックス)といったスーパースターこそいないものの、先発の5人に加えてベンチにもデニス・スミスJr.やロニー・ウォーカー四世、キャム・トーマス、ロイス・オニール、ドリアン・フィニー・スミスといった好選手が控えている。
今季はディンウィディーにブリッジズ、ジョンソン、フィニー・スミスら昨季途中加入組がトレーニングキャンプから合流し、早い段階からケミストリーを形成している点も好材料。長丁場のシーズンを戦い抜くうえで、この選手層の厚さは大きな武器となるだろう。
シモンズは「個人として、僕はかつての自分に戻りたい」と意気込む。
「僕はオールスターになりたい。オールスター選手よりもさらにいい選手になりたいんだ。そこが僕の目指している位置になる。これまで、『オールスターの投票でいくつか入ればいいな』などと思ったことはない。それじゃダメなんだ。そうなったら釣りでもしているよ」
フィラデルフィア・76ers時代にはオールスターに3度選ばれたほか、オールディフェンシブ1stチームに2度、オールNBA3rdチームにも名を連ねたシモンズ。久々の健康体を手に入れた“元ドラフト1位”が、ネッツに昨季以上の白星をもたらすことができるか注目だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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