2023-24シーズン、ブルックリン・ネッツはリーグ全体を見渡しても屈指の大型先発ラインナップを形成して臨むこととなる。
バックコートには208cmのベン・シモンズと196cmのスペンサー・ディンウィディー、フロントコートには198cmのミケル・ブリッジズ、203cmのキャメロン・ジョンソン、211cmのニック・クラクストンという布陣だ。
3ポイント全盛の現代NBAで、3ポイントがレパートリーにない2選手(シモンズとクラクストン)をコートに配置することで、スペーシング面で疑問を投げかけられているものの、ジョンソンは意に介していない。
「僕らはアイソレーション主体のゲームで、その場に陣取るようなチームにはならない。ボールをたくさん動かして、みんながどこにいるべきかをそれぞれ理解していく必要がある。けど僕たちなら解決できると思う」
シモンズとクラクストンは3ポイントの面では戦力外に映るかもしれないが、どちらも十分なサイズを持ち、ペイントエリアにおけるフィニッシュ力とコート上を駆け回ることが可能な機動力が備わっている。その上、ディフェンス面ではほぼすべてのポジションの選手を守ることが可能だ。
ジャック・ヴォーンHC(ヘッドコーチ)は、ゴールデンステイト・ウォリアーズでステフィン・カリー、クレイ・トンプソンのシュート力を生かすべく、スクリーナーかつプレーメーカー役を担うドレイモンド・グリーンとケボン・ルーニーを引き合いに出している。
「ドレイモンドとルーニーを見てくれ。彼らがリムへポケットパスを通し、2人のシューターたちとフロアで一緒にどのようにしてプレーしているかをね。あのチームはそれが可能なんだと示してきた」
今季はシモンズとクラクストンが先発入りすることで、ディンウィディーとジョンソンの3ポイント試投数は確実に増すだろう。また、ベンチにもロイス・オニールとドリアン・フィニー・スミスというリーグ有数の3&Dが控えているほか、ペリメーターディフェンダーのデニス・スミスJr.、爆発力のあるスコアラーのキャム・トーマスやロニー・ウォーカー四世もおり、選手層の厚さも光る。
特にシモンズは3ポイントこそなくとも、プレシーズンゲームではペイントエリアからジャンパーを沈める場面もあった。この調子が続けば、相手が距離を空けて守っていても持ち前のスピードとパワーを生かしたドライブで相手守備陣をこじ開けることができるため、スペーシング面で問題となることはなさそうだ。
ネッツのビッグラインナップがどのように機能するのか、今から楽しみでならない。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
バックコートには208cmのベン・シモンズと196cmのスペンサー・ディンウィディー、フロントコートには198cmのミケル・ブリッジズ、203cmのキャメロン・ジョンソン、211cmのニック・クラクストンという布陣だ。
3ポイント全盛の現代NBAで、3ポイントがレパートリーにない2選手(シモンズとクラクストン)をコートに配置することで、スペーシング面で疑問を投げかけられているものの、ジョンソンは意に介していない。
「僕らはアイソレーション主体のゲームで、その場に陣取るようなチームにはならない。ボールをたくさん動かして、みんながどこにいるべきかをそれぞれ理解していく必要がある。けど僕たちなら解決できると思う」
シモンズとクラクストンは3ポイントの面では戦力外に映るかもしれないが、どちらも十分なサイズを持ち、ペイントエリアにおけるフィニッシュ力とコート上を駆け回ることが可能な機動力が備わっている。その上、ディフェンス面ではほぼすべてのポジションの選手を守ることが可能だ。
ジャック・ヴォーンHC(ヘッドコーチ)は、ゴールデンステイト・ウォリアーズでステフィン・カリー、クレイ・トンプソンのシュート力を生かすべく、スクリーナーかつプレーメーカー役を担うドレイモンド・グリーンとケボン・ルーニーを引き合いに出している。
「ドレイモンドとルーニーを見てくれ。彼らがリムへポケットパスを通し、2人のシューターたちとフロアで一緒にどのようにしてプレーしているかをね。あのチームはそれが可能なんだと示してきた」
今季はシモンズとクラクストンが先発入りすることで、ディンウィディーとジョンソンの3ポイント試投数は確実に増すだろう。また、ベンチにもロイス・オニールとドリアン・フィニー・スミスというリーグ有数の3&Dが控えているほか、ペリメーターディフェンダーのデニス・スミスJr.、爆発力のあるスコアラーのキャム・トーマスやロニー・ウォーカー四世もおり、選手層の厚さも光る。
特にシモンズは3ポイントこそなくとも、プレシーズンゲームではペイントエリアからジャンパーを沈める場面もあった。この調子が続けば、相手が距離を空けて守っていても持ち前のスピードとパワーを生かしたドライブで相手守備陣をこじ開けることができるため、スペーシング面で問題となることはなさそうだ。
ネッツのビッグラインナップがどのように機能するのか、今から楽しみでならない。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
関連記事
- ネッツのシモンズが完全復活に自信「僕はオールスター選手よりさらにいい選手になりたい」<DUNKSHOOT>
- 「めちゃくちゃムカついた」ネッツの守護神クラクストンが昨季を回想「KDとカイリーの移籍後、僕の名前は一気に消えていった」<DUNKSHOOT>
- 【バスケW杯】アメリカの惨敗に「傷ついた」と落胆するブリッジズ。一方で今後の代表召集に「絶対ノーとは言わない」と意欲<DUNKSHOOT>
- 「僕もバカじゃないから頭の片隅にあった」デュラントの移籍騒動に巻き込まれたブリッジズが当時の心境を吐露<DUNKSHOOT>
- ネッツのブリッジズが自身の課題に言及「プレーメーキングを磨くことで、僕は新たなステップを踏むことができる」<DUNKSHOOT>