NBAの2023-24シーズンは日本時間4月15日にレギュラーシーズンが終了し、17日からは第7シードと第8シードを決めるプレーイン・トーナメントがスタート。そして21日からはプレーオフが始まり、両カンファレンスから勝ち上がってきた計16チームがファイナル制覇を目指して熾烈な戦いを繰り広げる。WOWOWでは、人気コーナー「気になる数字」でおなじみのバスケットボールアナリストの佐々木クリスが、プレーオフの見どころ、楽しみ方などを独自の視点で語ってくれた。
――現時点ではレギュラーシーズンがまだ終了していませんが、両カンファレンスの上位陣の状況について教えてください。
佐々木クリス(以下クリス):ボストン・セルティックスは圧倒的で歴史的な強さです。エースのジェイソン・テイタムの他にも、ジェイレン・ブラウンがいます。これまではどちらかというと、テイタムが1番手、ブラウンが2番手という印象があったかもしれないですけど、今ではどちらが1番手なのか甲乙つけがたいぐらいブラウンが成長しています。
(昨季までの)セルティックスは若さゆえに、ターンオーバーなどミスが出てしまうチームだったのですが、そこも改善され穴がなくなっています。クリスタプス・ポルジンギスやドリュー・ホリデーは加入1年目ですけど、周囲と以心伝心で1年目とは思えないほどフィットしています。
おそらくセルティックスとオクラホマシティ・サンダーが最も現代的な戦術を駆使するチームです。現代的というのは3ポイントを効果的に活用してドライブも積極的に仕掛ける。これはよく自転車の前輪と後輪に例えるのですが、ペイントアタックがないともちろんダメですし、3ポイントを活用することでペイント内の煩雑さを解消する。
ここは共存関係があるので、どちらにブレーキがかかっても、最高のオフェンスは構築できず目的地に到達できないことを考えると、この両方がしっかり機能しているセルティックスとサンダーはすごく強いです。
――カンファレンスは、デンバー・ナゲッツ、サンダー、ミネソタ・ティンバーウルブズが三つ巴で激しく首位争いをしています。好調の要因をお聞かせください。
クリス:ナゲッツは、現役最強選手のニコラ・ヨキッチがいます。今季はおそらくキャリア3度目のMVPを獲得すると予想します。昨季王者がファイナルに進まない画は描きにくいぐらい、ヨキッチには支配力があり、重要なゲームになればなるほどその力が発揮されます。ナゲッツは先ほど圧倒的に強いといったセルティックスに対して今季2勝していますし、本気のゲームになった時のギアの上げ方が全く違います。
――現時点ではレギュラーシーズンがまだ終了していませんが、両カンファレンスの上位陣の状況について教えてください。
佐々木クリス(以下クリス):ボストン・セルティックスは圧倒的で歴史的な強さです。エースのジェイソン・テイタムの他にも、ジェイレン・ブラウンがいます。これまではどちらかというと、テイタムが1番手、ブラウンが2番手という印象があったかもしれないですけど、今ではどちらが1番手なのか甲乙つけがたいぐらいブラウンが成長しています。
(昨季までの)セルティックスは若さゆえに、ターンオーバーなどミスが出てしまうチームだったのですが、そこも改善され穴がなくなっています。クリスタプス・ポルジンギスやドリュー・ホリデーは加入1年目ですけど、周囲と以心伝心で1年目とは思えないほどフィットしています。
おそらくセルティックスとオクラホマシティ・サンダーが最も現代的な戦術を駆使するチームです。現代的というのは3ポイントを効果的に活用してドライブも積極的に仕掛ける。これはよく自転車の前輪と後輪に例えるのですが、ペイントアタックがないともちろんダメですし、3ポイントを活用することでペイント内の煩雑さを解消する。
ここは共存関係があるので、どちらにブレーキがかかっても、最高のオフェンスは構築できず目的地に到達できないことを考えると、この両方がしっかり機能しているセルティックスとサンダーはすごく強いです。
――カンファレンスは、デンバー・ナゲッツ、サンダー、ミネソタ・ティンバーウルブズが三つ巴で激しく首位争いをしています。好調の要因をお聞かせください。
クリス:ナゲッツは、現役最強選手のニコラ・ヨキッチがいます。今季はおそらくキャリア3度目のMVPを獲得すると予想します。昨季王者がファイナルに進まない画は描きにくいぐらい、ヨキッチには支配力があり、重要なゲームになればなるほどその力が発揮されます。ナゲッツは先ほど圧倒的に強いといったセルティックスに対して今季2勝していますし、本気のゲームになった時のギアの上げ方が全く違います。
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