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NBA

“史上最高クラスのドラ2”と“史上最低レベルの外れドラ1”を生み出した2007年。対照的なキャリアを辿った2人の数奇な運命【NBAドラフト史】

大井成義

2020.01.10

2位指名のデュラントは1年目から平均20点超えの活躍を見せ新人王に選出。得点王4度、MVPを1度獲得するなど、2007年組で1番の出世頭となった。(C)Getty Images

2位指名のデュラントは1年目から平均20点超えの活躍を見せ新人王に選出。得点王4度、MVPを1度獲得するなど、2007年組で1番の出世頭となった。(C)Getty Images

 ドラフト2位指名には〝外れ選手〞が多い印象があるが、2007年のケビン・デュラントは例外中の例外だ。NBAトップクラスの選手に成長したKDは、すでに史上最高クラスの2位指名選手であると言い切っ...
 ドラフト2位指名には〝外れ選手〞が多い印象があるが、2007年のケビン・デュラントは例外中の例外だ。NBAトップクラスの選手に成長したKDは、すでに史上最高クラスの2位指名選手であると言い切ってもいいだろう。その陰で、史上最低レベルの〝外れドラ1〞、グレッグ・オーデンを生み出したのもこの年だった。

■年齢制限が導入された影響で例年以上に充実した人材が揃う

 各年のドラフトリストを眺めていて気づくことのひとつに、「ドラフト2位には不完全燃焼に終わった選手が多い」というものがある。単なる偶然に過ぎないのだろうが、とりわけ1980年代以降はその傾向が顕著だ。〝NBAドラフト2位〞なんて、それこそ物凄いポテンシャルを持った選手のはず。それなのに、大成した者は意外と少なく、むしろ残念だったり、それを通り越して悲惨な結果に終わったケースが多く目に付く。

 例えば、ドラフトの2日後にコカインの過剰摂取で死亡したレン・バイアス(1986年)や、2年目のオフにバイク事故で瀕死の重傷を負い、キャリアを台無しにしたジェイ・ウィリアムズ(2002年)、特異なキャラが印象的だった大コケ外国人選手、ダーコ・ミラチッチ(2003年)など錚々たる顔ぶれが揃っている。
 
 その他にも、マイケル・ジョーダンの直前に指名されたことにより、〝史上最大のスルー〞事件のヒール役になってしまったサム・ブーイ(1984年)、歴代3位タイの高身長ながら〝真面目で不器用なノッポさん〞だけで終わってしまったショーン・ブラッドリー(1993年)、これまでコートに立った全71人のドラフト2位選手中、歴代最低の平均得点(2.2点)とアシスト数(0.1)を誇る〝史上最低の2位〞ことハシーム・サビート(2009年)など、枚挙にいとまがない。

 1980年以降の40年間で、すでに殿堂入りを果たしたか、もしくは確実に殿堂入りするであろうドラフト2位選手は、わずか5人だけ。前者は、アイザイア・トーマス(1981年)ゲイリー・ペイトン(1990年)、アロンゾ・モーニング(1992年)、ジェイソン・キッド(1994年)、後者は今回取り上げるケビン・デュラント(2007年)である。
 
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ドラフトルールの変更により、2人の有望な1年生がエントリー

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