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殿堂入りセンター、シャックの息子シャリーフがUCLA離脱へ「次章を楽しみにしている」

ダンクシュート編集部

2020.01.24

昨年NCAAデビューを飾ったシャリーフだが、UCLAでは13試合で平均2.2点、2.9リバウンド。シーズンハイも8得点と目立った成績を残せなかった。(C)Getty Images

 バスケットボール殿堂入りの名センター、"シャック"ことシャキール・オニールの息子であるシャリーフ・オニールが現地時間1月22日、進学したUCLAからの離脱を発表した。

 216cm・147kgの巨漢を武器にNBA通算2万8596得点、1万3099リバウンド、2732ブロックをマークし、4回の優勝を果たすなどリーグ史に残るセンターとして活躍したシャキール・オニールの次男として、2000年1月11日に生を受けたシャリーフ。パワフルなプレースタイルの父親とは異なり、高校時代はテクニックとシュート力を兼備したスウィングマン(206cm・100kg)として注目を集めた。

 2017年、アリゾナ大への進学が内定していたが、リクルートに関する贈収賄スキャンダルが取り沙汰されたことにより撤回。18年にUCLAへの進学を選択した。しかし、1年目のシーズンを迎えようとしていた矢先、大学の定期健康診断で心臓疾患が判明し、同年12月に手術を受けた。

 2019年3月に自身のツイッターで、機器をつけながらランニングマシンを走ったり、レッグスルーダンクを決める様子をアップし、心臓が正常に戻ったことをアピール。"レッドシャツ(前シーズンは一度も公式戦出場のロースターに入らずに終わり、もう一度1年からスタートできる)"を経て迎えた実質2年目の今季、同年11月6日のロングビーチ州大戦で途中出場してようやく大学デビューを飾った。
 
 しかし、今年1月15日のスタンフォード大戦までの13試合はすべて途中出場。平均10.2分間のプレーで平均2.2点、2.9リバウンド、0.2アシスト、FG成功率32.1%と成績は伸び悩んでいた。そのなかで、1月22日にわずか半年でのUCLA離脱を発表。自身のツイッターに「次章へ…ありがとう」と綴り、メッセージ画像を投稿した。

「両親は常に透明性がコミュニケーションの最良の形だと僕に話してきた。その精神に乗っ取り、今日、UCLAからの離脱を発表した。僕の心は常にUCLAにある。次章を楽しみにしている」

 チームを率いるミック・クローニン・ヘッドコーチは、「我々は彼の決定を全面的に支持する」と声明を発表している。

 現時点でかつて内定していたアリゾナ大や他のPac-12チームへの転向を推測するのは時期尚早だが、20歳のフォワードは将来有望株の1人と目されていた逸材だけに、今後の動向が注目されるところだ。

構成●ダンクシュート編集部
 
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