今季のNBAは現地時間2月6日(日本時間7日、日付は以下同)にトレード・デッドラインを迎えたが、2日にルカ・ドンチッチがロサンゼルス・レイカーズ、アンソニー・デイビスがダラス・マーベリックス、3日にディアロン・フォックスがサンアントニオ・スパーズ、そして最終日にジミー・バトラーがゴールデンステイト・ウォリアーズへ移籍するなど、スター選手が多く動いた。
そのなかでフェニックス・サンズのケビン・デュラントの動きも注目されていた。36歳のスコアラーはバトラーが絡んだ大型トレードで、かつて2度の優勝とファイナルMVPを勝ち取った古巣ウォリアーズへ復帰する噂が流れていたのだ。
ただ、18日に米スポーツ専門局『ESPN』の番組「NBA Today」へゲスト出演したデュラントは、マリカ・アンドリューズ記者とのインタビューで“ウォリアーズ復帰説”を否定していた。
「いつものことだけど、みんな揃って俺についてクレイジーなことを話している。俺はシーズン途中でトレードされたくなかったんだ。ウォリアーズで過ごしてきた時間がどうだったか、ドレイモンド(グリーン)が嫌いだからって耳にしたけどそれも関係ない。
結局のところ、俺は動きたくなかっただけさ。フェニックスにある自分のチームで最後までプレーし続けたかったんだ。残りのシーズンで、俺たちにどんなことができるのかこの目で確かめたいんだ。だからここに残ることができて嬉しいよ」
デュラントの現行契約は来季までで、延長契約の話もなかった。そのため、トレードの可能性があると複数のメディアが報じていたのだが、本人は最初からフェニックスから動くつもりはなかったようだ。
「フロントオフィスに聞いてみてくれよ。俺はあそこを離れたり、トレードを計画したことなんて一度もないし、フェニックスにトレードは求めていない。確かに、今の俺たちは期待に応えられているとは言えなかったから、誰かが動く必要はあったけどね」
サンズは1月15日にシャーロット・ホーネッツとのトレードでセンターのニック・リチャーズを獲得し、ジョシュ・オコーギーとドラフト指名権を放出。
6日の最終日には再びホーネッツとの取引をまとめ、ローテーション外になっていたユスフ・ヌルキッチを手放し、コディ・マーティンとヴァシリエ・ミチッチ、トレード・エクセプションを手に入れた。
ウエスタン・カンファレンス11位の26勝28敗(勝率48.1%)でオールスターブレイクを迎えたサンズは、プレーイン・トーナメント進出最終枠にいるウォリアーズ(28勝27敗/勝率50.9%)とは1.5ゲーム差。後半戦初戦(20日)の相手は、ウエスト12位のサンアントニオ・スパーズ(23勝29敗/勝率44.2%)となる。
在籍3年目のベテランフォワードは「俺はこのチームへ日々自分のベストを持ち込み続けていく。今後の方向性については上層部にフォーカスしてもらうだけ」と話しており、引き続きサンズのトップスコアラーとして活躍を続けてくれることだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
「このリーグでは誰もがオークションにかけられてしまうんだ」デュラントが今季のトレード戦線を語る<DUNKSHOOT>
「彼のメンタリティは暗殺者」ジョーダンとデュラントの“最強スコアラー論争”に名コメンテーターが出した答えは?<DUNKSHOOT>
「俺たちは優勝する」バトラーを獲得したウォリアーズの王座奪還にグリーンは自信「彼が加入して“勝てる”と信じられるんだ」<DUNKSHOOT>
そのなかでフェニックス・サンズのケビン・デュラントの動きも注目されていた。36歳のスコアラーはバトラーが絡んだ大型トレードで、かつて2度の優勝とファイナルMVPを勝ち取った古巣ウォリアーズへ復帰する噂が流れていたのだ。
ただ、18日に米スポーツ専門局『ESPN』の番組「NBA Today」へゲスト出演したデュラントは、マリカ・アンドリューズ記者とのインタビューで“ウォリアーズ復帰説”を否定していた。
「いつものことだけど、みんな揃って俺についてクレイジーなことを話している。俺はシーズン途中でトレードされたくなかったんだ。ウォリアーズで過ごしてきた時間がどうだったか、ドレイモンド(グリーン)が嫌いだからって耳にしたけどそれも関係ない。
結局のところ、俺は動きたくなかっただけさ。フェニックスにある自分のチームで最後までプレーし続けたかったんだ。残りのシーズンで、俺たちにどんなことができるのかこの目で確かめたいんだ。だからここに残ることができて嬉しいよ」
デュラントの現行契約は来季までで、延長契約の話もなかった。そのため、トレードの可能性があると複数のメディアが報じていたのだが、本人は最初からフェニックスから動くつもりはなかったようだ。
「フロントオフィスに聞いてみてくれよ。俺はあそこを離れたり、トレードを計画したことなんて一度もないし、フェニックスにトレードは求めていない。確かに、今の俺たちは期待に応えられているとは言えなかったから、誰かが動く必要はあったけどね」
サンズは1月15日にシャーロット・ホーネッツとのトレードでセンターのニック・リチャーズを獲得し、ジョシュ・オコーギーとドラフト指名権を放出。
6日の最終日には再びホーネッツとの取引をまとめ、ローテーション外になっていたユスフ・ヌルキッチを手放し、コディ・マーティンとヴァシリエ・ミチッチ、トレード・エクセプションを手に入れた。
ウエスタン・カンファレンス11位の26勝28敗(勝率48.1%)でオールスターブレイクを迎えたサンズは、プレーイン・トーナメント進出最終枠にいるウォリアーズ(28勝27敗/勝率50.9%)とは1.5ゲーム差。後半戦初戦(20日)の相手は、ウエスト12位のサンアントニオ・スパーズ(23勝29敗/勝率44.2%)となる。
在籍3年目のベテランフォワードは「俺はこのチームへ日々自分のベストを持ち込み続けていく。今後の方向性については上層部にフォーカスしてもらうだけ」と話しており、引き続きサンズのトップスコアラーとして活躍を続けてくれることだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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