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NBA

「フェニックスにトレードは求めていない」デュラントが移籍期限前に浮上した“ウォリアーズ復帰説”を否定<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.02.19

トレードの噂のあったデュラントだが、本人はフェニックスから動くつもりはなかったようだ。(C)Getty Images

トレードの噂のあったデュラントだが、本人はフェニックスから動くつもりはなかったようだ。(C)Getty Images

 今季のNBAは現地時間2月6日(日本時間7日、日付は以下同)にトレード・デッドラインを迎えたが、2日にルカ・ドンチッチがロサンゼルス・レイカーズ、アンソニー・デイビスがダラス・マーベリックス、3日にディアロン・フォックスがサンアントニオ・スパーズ、そして最終日にジミー・バトラーがゴールデンステイト・ウォリアーズへ移籍するなど、スター選手が多く動いた。

 そのなかでフェニックス・サンズのケビン・デュラントの動きも注目されていた。36歳のスコアラーはバトラーが絡んだ大型トレードで、かつて2度の優勝とファイナルMVPを勝ち取った古巣ウォリアーズへ復帰する噂が流れていたのだ。

 ただ、18日に米スポーツ専門局『ESPN』の番組「NBA Today」へゲスト出演したデュラントは、マリカ・アンドリューズ記者とのインタビューで“ウォリアーズ復帰説”を否定していた。

「いつものことだけど、みんな揃って俺についてクレイジーなことを話している。俺はシーズン途中でトレードされたくなかったんだ。ウォリアーズで過ごしてきた時間がどうだったか、ドレイモンド(グリーン)が嫌いだからって耳にしたけどそれも関係ない。

 結局のところ、俺は動きたくなかっただけさ。フェニックスにある自分のチームで最後までプレーし続けたかったんだ。残りのシーズンで、俺たちにどんなことができるのかこの目で確かめたいんだ。だからここに残ることができて嬉しいよ」

 デュラントの現行契約は来季までで、延長契約の話もなかった。そのため、トレードの可能性があると複数のメディアが報じていたのだが、本人は最初からフェニックスから動くつもりはなかったようだ。
 
「フロントオフィスに聞いてみてくれよ。俺はあそこを離れたり、トレードを計画したことなんて一度もないし、フェニックスにトレードは求めていない。確かに、今の俺たちは期待に応えられているとは言えなかったから、誰かが動く必要はあったけどね」

 サンズは1月15日にシャーロット・ホーネッツとのトレードでセンターのニック・リチャーズを獲得し、ジョシュ・オコーギーとドラフト指名権を放出。

 6日の最終日には再びホーネッツとの取引をまとめ、ローテーション外になっていたユスフ・ヌルキッチを手放し、コディ・マーティンとヴァシリエ・ミチッチ、トレード・エクセプションを手に入れた。

 ウエスタン・カンファレンス11位の26勝28敗(勝率48.1%)でオールスターブレイクを迎えたサンズは、プレーイン・トーナメント進出最終枠にいるウォリアーズ(28勝27敗/勝率50.9%)とは1.5ゲーム差。後半戦初戦(20日)の相手は、ウエスト12位のサンアントニオ・スパーズ(23勝29敗/勝率44.2%)となる。

 在籍3年目のベテランフォワードは「俺はこのチームへ日々自分のベストを持ち込み続けていく。今後の方向性については上層部にフォーカスしてもらうだけ」と話しており、引き続きサンズのトップスコアラーとして活躍を続けてくれることだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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