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NBA

「僕らはちょっと落ち込んでいたんだと思う」ヨキッチがチーム不振の原因を分析「勝利こそが気持ちを高めてくれるんだ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.04.08

大黒柱のヨキッチは好調を維持しているが、ナゲッツは4月に入って4連敗とスランプに陥っている。(C)Getty Images

大黒柱のヨキッチは好調を維持しているが、ナゲッツは4月に入って4連敗とスランプに陥っている。(C)Getty Images

 現役最強センターのニコラ・ヨキッチ擁する、2023年のNBA王者デンバー・ナゲッツがスランプに陥っている。

 チームは3月終了時点では47勝28敗(勝率62.7%)でウエスタン・カンファレンス3位につけていたが、4月に入ってからは4戦4敗と調子を落とし、ロサンゼルス・レイカーズに抜かれて4位に転落した。

 エースのヨキッチは今季ワーストの4連敗となった現地時間4月6日(日本時間7日、日付は以下同)のインディアナ・ペイサーズ戦後にこのように語っていた。

「僕らは4戦連続で負けてしまった。嫌な期間にね。僕らはちょっと落ち込んでいたんだと思う。でも勝利こそが自分たちを元気づけてくれるし、気持ちを高めてくれるんだ」

 4連敗の相手はミネソタ・ティンバーウルブズ、サンアントニオ・スパーズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、そしてペイサーズ。そのうちヨキッチが欠場したスパーズ戦を除く3試合は、2桁のリードを守り切れず逆転負けと内容も悪かった。
 
 今の彼らに必要なのは勝利のみ。7日時点でカンファレンス4位のナゲッツ(47勝32敗/勝率59.5%)は、9日にアウェーでサクラメント・キングス、11日にホームでメンフィス・グリズリーズ、13日にアウェーでヒューストン・ロケッツと対戦する。

 ナゲッツは優勝した2022-23シーズンがカンファレンス1位の53勝、昨季も1位タイの57勝で悠々とプレーオフ進出を決めたが、今季はまだ出場権を獲得できていない。現在のチームは3位のレイカーズ(48勝30敗/勝率61.5%)を1.5ゲーム差で追う一方、5~8位のロサンゼルス・クリッパーズ、ウォリアーズ、ウルブズ、グリズリーズはいずれも46勝32敗(勝率59.0%)でわずか0.5ゲーム差となっている。

 そのため、残り3試合の結果とタイブレイク方式によって、プレーオフへストレートインできる位置(6位以内)からプレーイン・トーナメント圏内へ降格する可能性がある。

 ヨキッチに次ぐ得点源でプレーメーカーのジャマール・マレーが不在(右ハムストリングの肉離れ)となると厳しい戦いになることは間違いないが、一昨季のチャンピオンが意地を見せてサバイバルレースを駆け抜け、プレーオフに駒を進めることができるか注目だ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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