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【NBA】ヨキッチが史上3人目の「シーズン平均トリプルダブル」達成!センターでは初の平均10アシスト超え<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.04.13

ヨキッチが史上3人目、センターでは初の大記録を成し遂げた。(C)Getty Images

 デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが、NBA史上3人目の大記録を達成することが確定した。

 現地時間4月11日、ナゲッツはホームで行なわれたメンフィス・グリズリーズ戦に117-109で勝利。ヨキッチは26得点、16リバウンド、13アシストで今季リーグ最多となる34回目のトリプルダブルを記録したほか、史上3人目の「シーズン平均トリプルダブル」を確定させた。

 この試合を終えて、今季のヨキッチは出場69試合、主要3部門のスタッツは平均29.8点(2053点)、12.8リバウンド(885本)、10.3アシスト(709本)。今季は残り1試合のため、仮に最終戦に出場して各部門のスタッツがゼロに終わっても、アベレージは10.0以上が残ることになる。
 
 NBAで過去、「シーズン平均トリプルダブル」を達成したのは2人しかいない。

 1961-62シーズンにオスカー・ロバートソン(当時シンシナティ・ロイヤルズ/現サクラメント・キングス)が平均30.8点、12.5リバウンド、11.4アシストをマークし、史上初の偉業をクリア。

 それから55年後の2016-17シーズン、ラッセル・ウエストブルック(当時オクラホマシティ・サンダー)が平均31.6点、10.7リバウンド、10.4アシストで2人目の達成者となった。なお、ウエストブルックはその後2年連続で同記録に到達し、ワシントン・ウィザーズ移籍後の2020-21シーズンを含め計4度達成している。

 過去の達成者はいずれも"リバウンドが得意なポイントガード"だったが、ヨキッチは"アシストが得意なセンター"として歴史に名を刻むことになる。センターによる平均10アシスト以上は史上初の快挙で、シーズン別のアシストランキングでもヨキッチは歴代トップ10のうち6枠を占めている。

■センターのシーズン別歴代アシストランキング
1位:ニコラ・ヨキッチ/10.3本(2024-25シーズン)※残り1試合
2位:ニコラ・ヨキッチ/9.8本(2022-23シーズン)
3位:ニコラ・ヨキッチ/9.0本(2023-24シーズン)
4位:ウィルト・チェンバレン/8.6本(1967-68シーズン)
5位:ニコラ・ヨキッチ/8.3本(2020-21シーズン)
6位:ドマンタス・サボニス/8.2本(2023-24シーズン)
7位:ニコラ・ヨキッチ/7.9本(2021-22シーズン)
8位:ウィルト・チェンバレン/7.8本(1966-67シーズン)
9位:ドマンタス・サボニス/7.3本(2022-23シーズン)
10位: ニコラ・ヨキッチ/7.3本(2018-19シーズン)

構成●ダンクシュート編集部
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