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NBA

カリー離脱も動じなかったウォリアーズ。百戦錬磨のグリーンは「俺たちはどんな状況でも対応できるように、全員が練習を積んできた」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.05.08

カリー離脱と予想外の事態に見舞われたウォリアーズだが、グリーンをはじめ各選手が役割を遂行し、ウルブズとの初戦に勝利した。(C)Getty Images

カリー離脱と予想外の事態に見舞われたウォリアーズだが、グリーンをはじめ各選手が役割を遂行し、ウルブズとの初戦に勝利した。(C)Getty Images

 今季、ウエスタン・カンファレンスの第7シードで2022年以来2年ぶりのプレーオフ出場を果たしたゴールデンステイト・ウォリアーズは、1回戦で第7シードのヒューストン・ロケッツを4勝3敗で撃破。

 カンファレンス準決勝では第6シードのミネソタ・ティンバーウルブズと対戦。現地時間5月6日(日本時間7日、日付は以下同)にアウェーで行なわれた初戦を99-88で制し、幸先の良いスタートを切った。

 この試合、ウォリアーズはステフィン・カリーが左ハムストリングの負傷で12分間の出場にとどまったが、バディ・ヒールドが24得点、8リバウンド、ジミー・バトラーが20得点、11リバウンド、8アシスト、ドレイモンド・グリーンが18得点、8リバウンド、6アシスト、2スティールと多彩な活躍でエースの穴を見事にカバー。

 ディフェンスではウルブズのフィールドゴール成功率を39.5%(34/86)、3ポイント成功率を17.2%(5/29)に抑えたほか、リバウンドで51-41、アシストで26-19、スティールも10-7と多くの項目で相手を上回った。

 4度の優勝経験を持つ35歳のグリーンは試合後の会見で、「ジミーがどれだけやれるか、俺たちはわかっている。彼は(マイアミ・ヒートを)2度もファイナルに導いてきたから、俺たちがパニックになることはない」と現在のチームに自信を見せ、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)をはじめとするコーチ陣を称えていた。
 
「俺たちにはNBAでベストなコーチングスタッフがいる。彼らが俺たちを適切なポジションへ配置し、ステフ(カリー)不在でもオフェンスを機能させてくれるんだ。それに、このチームの選手たちには自信がある。プレーメークができて、ショットも決められるし、ジミーという相手守備陣を切り崩せる男もいる。

 だから俺たちなら大丈夫だ。前半で俺がピック&ポップからスリーを決めていたのを見ただろ。この時のために俺はずっと練習してきたんだ。どんな状況になっても対応できるように、俺たち全員が練習を積んできたのさ」

 第1戦の翌日、ウォリアーズはカリーがグレード1の左ハムストリングの肉離れを負ったことを発表。1週間後に再検査を受ける予定のため、8日の第2戦だけでなく10日の第3戦、12日の第4戦も欠場が濃厚で、戦列復帰は早くても14日の第5戦となる。

 カリー不在によってウォリアーズの戦い方が変わるだけでなく、ウルブズも好調ヒールドの対応などゲームプランの変更が予想されるだけに。今後の戦いからも目が離せない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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