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NBA

「ステフがいないと我々は別チーム」カリー不在の状況にバトラーとカーHCが危機感「ミスを犯す余地なんてない」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.05.12

ウォリアーズはカリー不在の危機的状況に陥っている。(C)Getty Images

ウォリアーズはカリー不在の危機的状況に陥っている。(C)Getty Images

 現地時間5月10日(日本時間11日、日付は以下同)、ホームのチェイス・センターでプレーオフのカンファレンス・セミファイナル第3戦に臨んだゴールデンステイト・ウォリアーズは、97-102でミネソタ・ティンバーウルブズに敗れてシリーズ戦績を1勝2敗とした。

 6日のシリーズ初戦こそ敵地で勝利したものの、その試合の前半でステフィン・カリーがハムストリングを負傷し離脱。8日の第2戦では一度もリードを奪えず93-117で大敗したが、第3戦では同点7度、リードチェンジ12度を数える激戦を演じ、第4クォーター残り約2分には4点差に詰め寄る粘りも見せた。

 そこからアンソニー・エドワーズ、ジェイデン・マクダニエルズに計9得点を奪われて2連敗となったが、ヒューストン・ロケッツとのプレーオフ1回戦でシリーズ平均24.0点、5.9リバウンド、5.7アシスト、1.1スティールを奪ったカリー不在の状況で奮戦した。
 
 第3戦はジミー・バトラーが33得点、7リバウンド、7アシスト、ジョナサン・クミンガがプレーオフ自己最多の30得点に6リバウンド、3アシスト、2ブロック、バディ・ヒールドが14得点、4リバウンド、5アシスト、2ブロックをマークした。

 最終クォーター残り5分を切った矢先にディフェンシブアンカーのドレイモンド・グリーンが痛恨の6ファウルで退場したことも加味すれば、ウォリアーズは攻守の要を欠いた状況で健闘したと言えるだろう。

 そうしたなか、バトラーはカリー不在で戦うことの難しさをこう語っていた。

「当然ステフがいると、フロアにいるだけで2、3人を引き連れてくれる。(だけど)彼がいないと、ミスを犯す余地なんてない。失敗が許されないんだ。ターンオーバーもしてはいけない。それに、俺たちがそれぞれいいショットを打たないといけない」

 それでも、ウォリアーズは第2戦でフィールドゴール成功率50.6%(44/87)、3ポイント成功率43.2%(16/37)を許したウルブズ相手に、第3戦はそれぞれ43.9%(36/82)、38.2%(13/34)と、チームディフェンスでもポジティブなアジャストを見せた。
 
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