現地時間5月23日(日本時間24日、日付は以下同)に発表された今季のオールNBAチームで、シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(オクラホマシティ・サンダー)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)の4選手が100名の投票者全員から1位票を獲得し、1stチーム入りを果たした。
MVPは1位票71を含む計913ポイントを獲得したギルジャス・アレキサンダーが初受賞。過去4年間で3度も輝いたヨキッチは1位票29を含む計787ポイントに終わったが、1位票と2位票を得たのはこの2選手のみと、事実上の一騎打ちとなった。
これまで3度のMVP、1度のファイナルMVP受賞を誇るヨキッチにとって、オールNBAチーム入りは7シーズン連続で、1stチームは5度目と、見事な実績を積み上げている。
ヨキッチが生まれ育ったセルビアは、バレーボールやサッカーでも多くのスター選手を輩出してきた国だが、テニス界のレジェンドであるノバク・ジョコビッチも、世界的に知られるスーパースターの1人だ。
今月18日から24日にスイスで開催された男子テニスツアーのATP250シリーズ「ゴネ・ジュネーブ・オープン」で優勝し、ツアー通算100勝を達成したジョコビッチは、23日に公開されたナゲッツの公式SNSアカウントで同郷のビッグマンを称えていた。
「おめでとうニコラ、また新たな歴史的シーズンを送ったね。僕たちが愛する故郷セルビアから、はるか遠くにあるデンバーまで、故郷の人は皆、新記録を樹立した君のことをとても誇りに思っているよ。
君は多くの記録を塗り替え、新たな歴史を作り出した。この3、4年間で成し遂げたことを超えるのは不可能だと疑っていた人たちもいたけど、君はその考えが間違っていたことを証明したんだ。僕はこれまでも、そしてこれからも君の熱烈なサポーターであり続けるよ。これからも歴史を作り続ける姿を見守っていく。本当におめでとう。このまま突き進んでくれ」
キャリア10年の今季、ヨキッチはNBA史上3人目、センターでは初の平均トリプルダブルとなる平均29.6点、12.7リバウンド、10.2アシストに1.8スティールと、4部門でリーグトップ3位に入る初の快挙を成し遂げ、ナゲッツをウエスタン・カンファレンス4位の50勝32敗(勝率61.0%)へ導いた。
プレーオフではカンファレンス・セミファイナルでサンダー相手に最終第7戦の末に3勝4敗で敗退したとはいえ、セルビアが誇る万能型ビッグマンは今年のプレーオフでも計14試合で平均26.2点、12.7リバウンド、8.0アシスト、2.0スティール、0.9ブロックと、大車輪の働きでナゲッツを引っ張った。
8月末からスタートする「FIBAユーロバスケット2025」へ出場するかどうかが注目されているものの、今は長丁場のシーズンを乗り切ったフィジカルとメンタルを休ませる時間に充てて欲しいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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これまで3度のMVP、1度のファイナルMVP受賞を誇るヨキッチにとって、オールNBAチーム入りは7シーズン連続で、1stチームは5度目と、見事な実績を積み上げている。
ヨキッチが生まれ育ったセルビアは、バレーボールやサッカーでも多くのスター選手を輩出してきた国だが、テニス界のレジェンドであるノバク・ジョコビッチも、世界的に知られるスーパースターの1人だ。
今月18日から24日にスイスで開催された男子テニスツアーのATP250シリーズ「ゴネ・ジュネーブ・オープン」で優勝し、ツアー通算100勝を達成したジョコビッチは、23日に公開されたナゲッツの公式SNSアカウントで同郷のビッグマンを称えていた。
「おめでとうニコラ、また新たな歴史的シーズンを送ったね。僕たちが愛する故郷セルビアから、はるか遠くにあるデンバーまで、故郷の人は皆、新記録を樹立した君のことをとても誇りに思っているよ。
君は多くの記録を塗り替え、新たな歴史を作り出した。この3、4年間で成し遂げたことを超えるのは不可能だと疑っていた人たちもいたけど、君はその考えが間違っていたことを証明したんだ。僕はこれまでも、そしてこれからも君の熱烈なサポーターであり続けるよ。これからも歴史を作り続ける姿を見守っていく。本当におめでとう。このまま突き進んでくれ」
キャリア10年の今季、ヨキッチはNBA史上3人目、センターでは初の平均トリプルダブルとなる平均29.6点、12.7リバウンド、10.2アシストに1.8スティールと、4部門でリーグトップ3位に入る初の快挙を成し遂げ、ナゲッツをウエスタン・カンファレンス4位の50勝32敗(勝率61.0%)へ導いた。
プレーオフではカンファレンス・セミファイナルでサンダー相手に最終第7戦の末に3勝4敗で敗退したとはいえ、セルビアが誇る万能型ビッグマンは今年のプレーオフでも計14試合で平均26.2点、12.7リバウンド、8.0アシスト、2.0スティール、0.9ブロックと、大車輪の働きでナゲッツを引っ張った。
8月末からスタートする「FIBAユーロバスケット2025」へ出場するかどうかが注目されているものの、今は長丁場のシーズンを乗り切ったフィジカルとメンタルを休ませる時間に充てて欲しいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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