2010年、マイアミ・ヒートはレブロン・ジェームズ、ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュの“ビッグ3”を結成し12、13年に優勝。14年にクリーブランド・キャバリアーズはレブロン、カイリー・アービング、ケビン・ラブのトリオで16年に初戴冠、さらに同年オフにはゴールデンステイト・ウォリアーズがステフィン・カリー、クレイ・トンプソンの“スプラッシュ・ブラザーズ”にケビン・デュラントを加え、17、18年と連覇を果たすなど、2010年代のNBAではビッグ3の存在が優勝には不可欠と言われていた。
しかし、殿堂入り選手のケビン・ガーネット(KG)は「ビッグ3の時代はもう終わった」と明言。現役時代にビッグ3体制で頂点に立った経験のあるレジェンドは、自身がホストを務めるポッドキャスト番組『KG Certified』で、今季のオクラホマシティ・サンダー、インディアナ・ペイサーズ、セルティックスを取り上げ、バランスが取れた総合力あるロスター構築の重要性を説いた。
「今の勝利のレシピはビッグ3じゃない。OKC(サンダー)、ボストン、インディアナがやってることが答えだ。今は3人いれば十分なんて時代じゃない。9人必要なんだ」
そのなかでKGはペイサーズを「9~10人の信頼できる戦力がいる。誰も34分以上プレーしていないと思う。それくらい選手層が厚いってことだよ」とベンチの質の高さと、全体のプレータイムのバランスを称賛していた。
今年のプレーオフで2000年以来のファイナル進出を決めたペイサーズは、タイリース・ハリバートン、パスカル・シアカムという2人のオールスターに、マイルズ・ターナー、アーロン・ネスミス、アンドリュー・ネムハードが脇を固め、ベンチにもTJ・マッコネル、ベネディクト・マサリン、ベン・シェパード、オビ・トッピンなど、頼れる戦力が揃っている。
12年以来13年ぶりにウエストを制したサンダーも、シェイ・ギルジャス・アレキサンダー、ジェイレン・ウィリアムズ、チェット・ホルムグレンに加え、ディフェンスに定評のあるルージェンツ・ドート、アイザイア・ハーテンスタイン、アレックス・カルーソ、ケイソン・ウォーレス、控えもアーロン・ウィギンズ、アイザイア・ジョー、ジェイリン・ウィリアムズといった計算できる人材がいる。
昨季王者のセルティックスにも、ジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウン、クリスタプス・ポルジンギスのトリオだけでなく、ドリュー・ホリデー、デリック・ホワイト、アル・ホーフォード、ペイトン・プリチャードといった選手の存在が大きな武器となっている。
15年のプロ入りからペイサーズ一筋でプレーしてきたターナーは、ファイナル進出決定後に次のように語っていた。
「これはリーグにとって新たな構想だと思う。スーパーチームは、以前ほど効果的じゃなくなっている。僕がリーグ入りしてから、それがトレンドだったけどね。でも今のトレンドは、僕たちやOKCがやっているような形さ。若手たちが走り回ってディフェンスをしている」
ビッグ3は話題性があり、グッズの売上にもつながるが、KGが指摘するように、9~10人の信頼できる戦力を揃えることが、現代のNBAで頂点に立つための新しいスタイルになるかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
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そのなかでKGはペイサーズを「9~10人の信頼できる戦力がいる。誰も34分以上プレーしていないと思う。それくらい選手層が厚いってことだよ」とベンチの質の高さと、全体のプレータイムのバランスを称賛していた。
今年のプレーオフで2000年以来のファイナル進出を決めたペイサーズは、タイリース・ハリバートン、パスカル・シアカムという2人のオールスターに、マイルズ・ターナー、アーロン・ネスミス、アンドリュー・ネムハードが脇を固め、ベンチにもTJ・マッコネル、ベネディクト・マサリン、ベン・シェパード、オビ・トッピンなど、頼れる戦力が揃っている。
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昨季王者のセルティックスにも、ジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウン、クリスタプス・ポルジンギスのトリオだけでなく、ドリュー・ホリデー、デリック・ホワイト、アル・ホーフォード、ペイトン・プリチャードといった選手の存在が大きな武器となっている。
15年のプロ入りからペイサーズ一筋でプレーしてきたターナーは、ファイナル進出決定後に次のように語っていた。
「これはリーグにとって新たな構想だと思う。スーパーチームは、以前ほど効果的じゃなくなっている。僕がリーグ入りしてから、それがトレンドだったけどね。でも今のトレンドは、僕たちやOKCがやっているような形さ。若手たちが走り回ってディフェンスをしている」
ビッグ3は話題性があり、グッズの売上にもつながるが、KGが指摘するように、9~10人の信頼できる戦力を揃えることが、現代のNBAで頂点に立つための新しいスタイルになるかもしれない。
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