現地時間7月7日(日本時間8日、日付は以下同)、ニューオリンズ・ペリカンズは、ゴールデンステイト・ウォリアーズから完全FA(フリーエージェント)となっていたケボン・ルーニーと2年1600万ドル(約23億3600万円)の契約を結んだ。
2015年のドラフト1巡目30位でウォリアーズから指名された206㎝・101kgのルーニーは、キャリア3年目から本格的にローテーション入り。チームの複雑なシステムの中で出場機会を勝ち取り、2017、2018年はバックアップとして、2022年には先発センターとしてリーグ制覇に貢献した。
ルーニーは、キャリアを重ねるごとにコンディショニングが飛躍的に向上。直近4シーズンはいずれも74試合以上に出場し、2021-22、2022-23シーズンは82試合にフル出場を果たしている。
しぶとく球際に食らいつくリバウンドや身体を張ったスクリーン、ゲームの状況を読んで繰り出す的確なパス捌き、ペイントエリアで決めたショットの数々は、常勝チームのウォリアーズにおいて貴重な歯車の一部になっていた。
6日に『The Players' Tribune』へ公開された手記の中で、ルーニーはこう綴っていた。
「すべてが終わったあとに振り返ると、たぶん2022年の優勝シーズンが、自分のNBAキャリアで一番記憶に残るシーズンになると思う。全82試合をプレーした。一度も欠場せずにね。それに80試合で先発したんだ。
たぶん多くの人たちが僕について覚えているのは、プレーオフでメンフィス(グリズリーズ)との第6戦で22リバウンドを奪ったことだと思う。(ダラス・マーベリックスと対戦した)カンファレンス・ファイナルのクローズアウトゲームでは18本を記録した。僕はあらゆるポゼッションで、セカンドチャンスを作り出すために必死で戦っていた。それが2022年に僕が残したレガシーなんだ」
ウォリアーズ在籍10シーズンで、ルーニーは599試合で平均5.0点、5.7リバウンド、1.6アシスト、フィールドゴール成功率57.5%、プレーオフでは89試合で平均5.3点、6.3リバウンド、1.5アシスト、フィールドゴール成功率61.2%を残した。
自身初の移籍先となるペリカンズにはザイオン・ウィリアムソン、デジャンテ・マレー、トレイ・マーフィー三世、ハーバート・ジョーンズといった才能豊かなタレントがいるほか、ウォリアーズ時代の同僚ジョーダン・プールもトレードで加入している。
経験豊富なビッグマンは2年目のイブ・ミッシのバックアップを務めることが予想されるが、ウォリアーズ時代と同様、チームを影で支える存在として、再び真価を発揮するはずだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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ルーニーは、キャリアを重ねるごとにコンディショニングが飛躍的に向上。直近4シーズンはいずれも74試合以上に出場し、2021-22、2022-23シーズンは82試合にフル出場を果たしている。
しぶとく球際に食らいつくリバウンドや身体を張ったスクリーン、ゲームの状況を読んで繰り出す的確なパス捌き、ペイントエリアで決めたショットの数々は、常勝チームのウォリアーズにおいて貴重な歯車の一部になっていた。
6日に『The Players' Tribune』へ公開された手記の中で、ルーニーはこう綴っていた。
「すべてが終わったあとに振り返ると、たぶん2022年の優勝シーズンが、自分のNBAキャリアで一番記憶に残るシーズンになると思う。全82試合をプレーした。一度も欠場せずにね。それに80試合で先発したんだ。
たぶん多くの人たちが僕について覚えているのは、プレーオフでメンフィス(グリズリーズ)との第6戦で22リバウンドを奪ったことだと思う。(ダラス・マーベリックスと対戦した)カンファレンス・ファイナルのクローズアウトゲームでは18本を記録した。僕はあらゆるポゼッションで、セカンドチャンスを作り出すために必死で戦っていた。それが2022年に僕が残したレガシーなんだ」
ウォリアーズ在籍10シーズンで、ルーニーは599試合で平均5.0点、5.7リバウンド、1.6アシスト、フィールドゴール成功率57.5%、プレーオフでは89試合で平均5.3点、6.3リバウンド、1.5アシスト、フィールドゴール成功率61.2%を残した。
自身初の移籍先となるペリカンズにはザイオン・ウィリアムソン、デジャンテ・マレー、トレイ・マーフィー三世、ハーバート・ジョーンズといった才能豊かなタレントがいるほか、ウォリアーズ時代の同僚ジョーダン・プールもトレードで加入している。
経験豊富なビッグマンは2年目のイブ・ミッシのバックアップを務めることが予想されるが、ウォリアーズ時代と同様、チームを影で支える存在として、再び真価を発揮するはずだ。
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