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NBA

アイビーとデューレンの延長契約を控えるピストンズ。フロントは「デトロイトに長期間いてくれることを望んでいる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.07.24

23歳のアイビー(右)と21歳のデューレン(左)。ピストンズ期待の若手コンビは新たな契約を結ぶか。(C)Getty Images

23歳のアイビー(右)と21歳のデューレン(左)。ピストンズ期待の若手コンビは新たな契約を結ぶか。(C)Getty Images

 昨季、イースタン・カンファレンス6位の44勝38敗(勝率53.7%)を記録し6年ぶりのプレーオフ出場を飾ったデトロイト・ピストンズは、予想外の大躍進を遂げたサプライズチームとしてリーグを席巻した。

 チームは過去5シーズンでいずれも25勝未満、勝率30%以下に低迷。一昨季は1シーズンにおけるNBA歴代ワースト記録を更新する28連敗を喫し、リーグワーストの14勝68敗(勝率17.1%)と泥沼に沈んでいた。

 そんなチームが、就任1年目のJB・ビッカースタッフHC(ヘッドコーチ)の下でケイド・カニングハムを中心に攻守両面で機能し、プレーオフ復帰を果たしたのだから、来季への期待が高まるのも当然だ。

 今オフのピストンズはFA(フリーエージェント)戦線でキャリス・ルバート、3チーム間のサイン&トレードでダンカン・ロビンソンを獲得してウイングを補強。ビッグマンのポール・リードとも再契約を結び、戦力維持に成功した。
 
 トレードでシモーネ・フォンテッキオ(現マイアミ・ヒート)、FAのデニス・シュルーダー(現サクラメント・キングス)、ティム・ハーダウェイJr.(現デンバー・ナゲッツ)、リンジー・ウォーターズ三世(現サンアントニオ・スパーズ)が退団したとはいえ、昨季ケガにより戦線離脱したジェイデン・アイビーが復帰することで十分カバーできる見込みだ。

 キャリア3年目の昨季、アイビーは平均17.6点、4.1リバウンド、4.0アシスト、3ポイント成功率40.9%(平均2.1本成功)と、自己最高とも言えるシーズンを送っていた。だが元日の試合で左足の腓骨を骨折。手術を受けて残り試合を全休した。

 ピストンズの来季予想先発ラインナップは、バックコートにカニングハムとアイビー、フロントコートにはアサー・トンプソン、トバイアス・ハリス、ジェイレン・デューレンが並ぶ見込み。ベンチにはルバートやロビンソン、マーカス・サッサー、ロン・ホランド二世、アイザイア・スチュワート、リードらが控える。

 現時点で本契約が13名、2WAY契約が2名と、まだロスターには空きがある。年俸総額は約1億6581万ドルでラグジュアリータックス(贅沢税)が課されるタックスレベル(1億8789万ドル)未満にいるため、開幕までにあと数人加える可能性がある。
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