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NBA

アイビーとデューレンの延長契約を控えるピストンズ。フロントは「デトロイトに長期間いてくれることを望んでいる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.07.24

 ただ、今秋は将来に向けた重要な決断をしなければならない。というのも、アイビーとデューレンは延長契約を結ぶ資格を手にしていて、期限までに締結できなければ彼らは来季終了後に制限付きFAになる。

 7月21日に現地メディア『spotrac』へ公開された記事の中で、ピストンズのエグゼクティブを務める人物はこう語っていた。

「あの2人はチームのカギを握っている。(だが)ピストンズにはもうキャップスペースがない。我々は今やプレーオフチームだ。“プレーオフ・ピストンズ”をキープしたいのであれば、我々はスマートになる必要がある。つまり、自チームの選手たちとの適正価格の契約を見つけ出していくということだ」

 23歳のアイビーに加え、21歳のデューレンは現在2シーズン連続で得点とリバウンドの“平均ダブルダブル”を残しており、昨季は78試合の出場で平均11.8点、10.3リバウンド、2.7アシスト、1.14ブロックにフィールドゴール成功率69.2%の高数値をマークした。
 
 ピストンズのフロントはともに在籍3シーズンで主力に成長を遂げた若手デュオを高く評価しており、こうも話していた。

「昨シーズン、ジェイデンがいたら、我々はプレーオフのシリーズで久しぶりに勝ち上がっていただろう。そう100%信じている。両選手と延長契約を結べることを願っている。あの2人がデトロイトに長期間いてくれることを望んでいる」

 アイビーを欠いた昨季のプレーオフ。ピストンズはニューヨーク・ニックス相手に2勝4敗で敗れてファーストラウンド敗退となった。しかしながら、シリーズ6戦のうち5試合が6点差以内の激戦で、第4戦はハーダウェイJr.が終盤に放った3ポイントに対し、ジョシュ・ハートと接触があったもののコールされずに惜敗。

 のちにリーグが誤審と認めたその試合に勝っていれば2勝2敗のタイに持ち込んでいただけに、正当な判定が下されていれば、さらにアイビーが健在ならば、シリーズの結果は変わっていたかもしれない。

 しかし、過去を嘆いていても仕方がない。大きな飛躍を遂げたピストンズが、プレーオフ常連チームになれるか注目していきたい。

文●秋山裕之(フリーライター)
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