この試合では、シェングンとヨキッチのマッチアップが実現する。

　現時点における両者の成績を比べると、ヨキッチは平均19.8点、9.3リバウンド、4.5アシスト、貢献度を示す評価指数は28.5を記録。対するシェングンは平均20.0点、8.8リバウンド、6.5アシスト、評価指数30と拮抗している。

　トルコのアタマンHCは、「ニコラは他の選手とは違う、異質なプレーヤーだ。バスケットの下で、よりポテンシャルを発揮する」とヨキッチが脅威の相手であることは認めつつも、「特別なヨキッチ対策はしない。いつも通りのディフェンスをする」とコメント。
  　一方のセルビア側は、シェングンを十分に警戒している。

　ワシントン・ウィザーズのセンター、トリスタン・ブクチェビッチは、「シェングンの今大会での活躍ぶりは目覚ましい。だから彼を封じ込める必要がある。彼は中でも外でも仕事をする。シュートも打てるし、ポップにパスなど、何でもできる。僕たちは彼を徹底的にスカウティングして、彼のインパクトをできる限り抑えて、彼を苦しめるような試合にしないといけない」と”シェングン攻略”こそが勝利の鍵であると語った。

　明日行なわれるグループA最終戦のトルコ対セルビア戦は、決勝並みの熱戦になることだろう。

文●小川由紀子

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