リトアニア代表の大黒柱として９月９日にユーロバスケットの準々決勝を戦い（ギリシャに76－87で敗戦）、約２週間という短いオフを経てトレーニングに復帰したヴァランチュナスだが、「夏の間を完全にオフの状態で過ごすよりもむしろコンディションはいい。しっかりリカバリーできて、体調は万全だ」と好調さをアピール。

「どんな役割だろうと、与えられたものに全力で取り組む。そのために自分はここにいる。準備はできている」とやる気をのぞかせている。
  　一方のヨキッチは、「AG（アーロン・ゴードン）と一緒にやるのはもう飽き飽きしてるんだ。誰か代わりが必要だ。チームは僕を変えるわけにはいかないから、彼の方を誰かと変えないと（笑）」とジョークも交えつつ、「ともあれ、いいアイデアだと思う。何か違うことを試すことには賛成だ。よりクリエイティブなゲームをするためには、新しいことにトライする必要があるからね」と期待感を口にしている。

　セルビア代表のヨキッチとリトアニア代表のヴァランチュナス。ともに211cmの高さを誇る“ヨーロピアン・ツインタワー”は非常に興味深い。NBAキャリア14年目に突入するベテラン、ヴァランチュナスの存在が、今季のナゲッツの切り札になるかもしれない。

文●小川由紀子

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