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NBA

八村がアデトクンボを苦しめるも…一歩及ばずウィザーズ3連敗

秋山裕之

2020.02.26

アデトクンボ(左)は八村(右)の守備に大苦戦。シュートが入らずターンオーバーを連発、最終的にファウルアウトしてしまった。(C)Getty Images

アデトクンボ(左)は八村(右)の守備に大苦戦。シュートが入らずターンオーバーを連発、最終的にファウルアウトしてしまった。(C)Getty Images

 試合は前半を終えて、バックスが57-47で10点をリード。八村は両チーム最長となる19分57秒プレーし、4得点、2リバウンド、2アシストにフィールドゴール(FG)成功率40.0%(2/5)、3ポイントは1本放ってミス。八村が前半あげた得点はいずれも第2クォーターで、ペイントエリアでフェイクを入れスピンターンからのフックショット、そしてシャバズ・ネイピアーがミスしたレイアップをティップインでフォローした得点だった。

 一方、アデトクンボは前半で8得点、8リバウンドを奪うも、ターンオーバー6本に加えて3つのファウルを犯してしまう。ターンオーバーのほとんどは八村が絡んだ場面で記録したもので、特に八村と正対した状況では、ほとんどシュートを決め切ることができなかった。
 
 第3クォーター序盤、アデトクンボはディフェンシブ・リバウンドを取りにいく際にアイザック・ボンガと接触してしまい、早くも4ファウル。マイク・ブーデンホルザーHCがチャレンジを要求するも失敗し、バックスは大黒柱がファウルトラブルに陥ってしまう。だが2年連続でオールスターに選出されたクリス・ミドルトンやブレッドソーを中心にリードを保ち、13点差をつけて最終クォーターへ入った。

 第4クォーターのスタートから登場した八村は、3ポイントライン付近でフェイクを交え、アデトクンボに向かってドライブ。するとこれがアデトクンボの5ファウル目を誘発する大ファインプレーに。エースがベンチに下がった隙をついてウィザーズが猛攻を仕掛け、ビールが次々とショットを沈めたほか、ネイピアーも加点し差を縮めていく。

 八村は1オン1でミドルトンを止められず、何度も得点を献上してしまうも、コートに戻っていたアデトクンボは残り1分36秒、モリッツ・ヴァグナーを押してしまい痛恨のファウルアウト。ウィザーズは直後にビールが3ポイントを放り込み、さらにレイアップも決めてとうとう逆転に成功する。

 しかしバックスはブレッドソーが2本のフリースローを沈め同点にすると、残り1.0秒には勝ち越しを狙った八村のシュートをロビン・ロペスが値千金のブロック。レギュレーション終了間際、ビールから八村へと渡ったボールもリングをくぐり抜けることはなく、試合は延長へ突入した。
 
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