ただ、現状の戦力で考えた場合、ウィザーズの牽引役として期待がかかるのはやはり八村だろう。「得点する機会が増えると予想されるなか、ゴンザガ大でエースを務めた経験を生かせるか」と聞かれた八村は、その大役を務める責任を背負っているかのような返答をしていた。
「もちろん。ゴンザガ大だけでなく、日本代表チームでも自分が軸になっているので、得点とプレーメークの機会が増えるのは僕にとってはいいこと。僕ら若いチームにとってもすごくいい機会です。だから僕はすごく楽しみです」
また、中断期間に約4.5kg増量した八村は、体重を増やした理由についてこう話す。
「プレーしていて感じたのは、力とかはあまり気にしてなかったんですけど、ドライブした時にコンタクトして、別に押し負けるわけじゃないんですけど、バランスを崩すことが多かった。なので、そういうところを意識して筋肉を増やそうと思いました」
オーランドで対人練習も始まったことで、その効果も如実に表われており、「プレーしていて当たりも強くなってるな、と感じますし、動きももっと機敏になってるような気もしています」と八村は自信を覗かせている。
ウィザーズはシーディングゲーム初戦となる31日のフェニックス・サンズ戦を前に、スクリメージ(練習試合)が3つ組まれている。その相手はデンバー・ナゲッツ(22日)、ロサンゼルス・クリッパーズ(25日)、ロサンゼルス・レイカーズ(27日)という、ウエスタン・カンファレンスの勝率トップ3チームだ。
ナゲッツにはポール・ミルサップ、クリッパーズではマーカス・モリス、そしてレイカーズにはアンソニー・デイビスというフィジカルコンタクトに秀でたパワーフォワードがいるため、八村にとってはスクリメージの段階から、早速タフなマッチアップが続くことが予想される。
だが、八村とウィザーズにとって失うものなど何もない。シーディングゲームとして行なわれる8試合は、プレーオフ進出に向けていずれもレギュラーシーズンの試合よりも重みが増す。そのなかで、与えられたチャンスを最大限に生かし、コート上でベストを尽くしたいところだ。
どれだけチームとしてハードにプレーしようと、バスケットボールで勝敗がつくのは当然であり、多くの試合で黒星を喫してしまう可能性も十分にある。それでも、今後に向けて貴重な経験となるのは間違いないため、アグレッシブな姿勢を保持して戦い抜いてほしい。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】攻守でアグレッシブに躍動!初年度から抜群の存在感を放つ“即戦力ルーキー”八村塁の厳選ショット!
「もちろん。ゴンザガ大だけでなく、日本代表チームでも自分が軸になっているので、得点とプレーメークの機会が増えるのは僕にとってはいいこと。僕ら若いチームにとってもすごくいい機会です。だから僕はすごく楽しみです」
また、中断期間に約4.5kg増量した八村は、体重を増やした理由についてこう話す。
「プレーしていて感じたのは、力とかはあまり気にしてなかったんですけど、ドライブした時にコンタクトして、別に押し負けるわけじゃないんですけど、バランスを崩すことが多かった。なので、そういうところを意識して筋肉を増やそうと思いました」
オーランドで対人練習も始まったことで、その効果も如実に表われており、「プレーしていて当たりも強くなってるな、と感じますし、動きももっと機敏になってるような気もしています」と八村は自信を覗かせている。
ウィザーズはシーディングゲーム初戦となる31日のフェニックス・サンズ戦を前に、スクリメージ(練習試合)が3つ組まれている。その相手はデンバー・ナゲッツ(22日)、ロサンゼルス・クリッパーズ(25日)、ロサンゼルス・レイカーズ(27日)という、ウエスタン・カンファレンスの勝率トップ3チームだ。
ナゲッツにはポール・ミルサップ、クリッパーズではマーカス・モリス、そしてレイカーズにはアンソニー・デイビスというフィジカルコンタクトに秀でたパワーフォワードがいるため、八村にとってはスクリメージの段階から、早速タフなマッチアップが続くことが予想される。
だが、八村とウィザーズにとって失うものなど何もない。シーディングゲームとして行なわれる8試合は、プレーオフ進出に向けていずれもレギュラーシーズンの試合よりも重みが増す。そのなかで、与えられたチャンスを最大限に生かし、コート上でベストを尽くしたいところだ。
どれだけチームとしてハードにプレーしようと、バスケットボールで勝敗がつくのは当然であり、多くの試合で黒星を喫してしまう可能性も十分にある。それでも、今後に向けて貴重な経験となるのは間違いないため、アグレッシブな姿勢を保持して戦い抜いてほしい。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】攻守でアグレッシブに躍動!初年度から抜群の存在感を放つ“即戦力ルーキー”八村塁の厳選ショット!