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NBA

“初代ドリームチーム”や現代バスケの先駆け、元祖ビッグ3、ジョーダンズ・ブルズ…。NBAの歴史を変えたチーム9選

ダンクシュート編集部

2020.07.13

■2007-08シーズン ボストン・セルティックス

 スーパースター3人を揃えてチャンピオンに輝いたチームは過去にも存在した。だが、その多くは生え抜きの選手を中心としたもので、2007年にケビン・ガーネットとレイ・アレンを両取りし、ポール・ピアースと併せて結成されたセルティックスの“ビッグ3”は性質が大きく異なる。勝利に飢えた同年代トリオは、前年から42勝もチームの白星を上積みし、結成1年目で栄冠を獲得。のちの“マイアミ・ビッグ3”をはじめとしたパワーハウス全盛の走りとなった。

■1990-91シーズン シカゴ・ブルズ

 リーグ創世記から1980年代まで、チャンピオンチームにはほぼ例外なく支配的なビッグマンがいた。その風潮を払拭したのが“ジョーダンズ・ブルズ”で、彼らはオールスターセンターなしで1990年代に2度の3連覇を達成。組織的かつ多彩なバリエーションを誇るトライアングル・オフェンスは2000年代のレイカーズにも引き継がれ、10年以上にわたりリーグを席巻した。
 
■1979-80シーズン ロサンゼルス・レイカーズ

 強固なディフェンスが頂点への近道なのは今も昔も変わらないが、歴代王者のなかでも異質なのが、1980年代のレイカーズだ。マジックが加入した1980年は4人が平均17点以上をあげ、総得点はリーグ2位。対して失点は11位で、その後の4回のリーグ制覇でもすべてのシーズンで10位以下だった。“魅せるバスケ”と勝利を両立し、NBAの人気を高めた貢献度は絶大だ。

■2013-14シーズン サンアントニオ・スパーズ

 チームの絶対的な柱はティム・ダンカンだったが、フランス出身のパーカーやアルゼンチン出身のマヌ・ジノビリなど、もともと海外選手を多用していたスパーズ。なかでも2013-14シーズンは、開幕時点で史上最多となる10人もの外国籍選手が在籍していた。7年ぶりの頂点に立ったファイナルでも、登録13人のうち8人がアメリカ人以外。各国の選手たちが織りなす華麗な“Beautiful Game”は、改めてチームスポーツの神髄を証明した。
 

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