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NBA

レナード相手に八村塁が好プレーを連発!しかし終盤に失速し、ウィザーズも2連敗に

秋山裕之

2020.07.26

 守備面においてもゴール下でショットを放つレナードに対し、大きな手をかざしてシュートミスを誘発。その後のオフェンスでもレナード相手にインサイドまでドリブルで持ち込み、ストップしてからフェイダウェイ気味のジャンパーを沈めてみせた。

 第2クォーターでもスティールからワンマン速攻でボースハンドダンクをお見舞いするなど、上々のパフォーマンスを披露。後半に入っても、ファウル判定が厳しくなってきたなかで左コーナーからレナードを抜き去り、ゴール下まで持ち込んでファウルの獲得に成功する。コンタクトを受けながらショットまで持ち込めたことは、自粛期間中にフィジカル面を強くした成果と言っていい。

 さらにディフェンダー2人を相手にしながらのレイアップ、ディフェンスの隙を突いて叩き込んだ豪快なボースハンドダンクなど、この日の八村は要所で得点に絡んでいた。
 
 ただ、クリッパーズのセカンドユニットを相手にウィザーズは第4クォーター中盤に八村、終盤にはボンガとスターターを投入しながら、100-105で競り負けたことはチームの課題だろう。八村のプレーも消極的になり、4点ビハインドで迎えた終盤、タイムアウト明けのプレーで放った左45度からの3ポイントはエアボールに終わるなど、少し後味の悪い試合となった。

 八村は27分のプレータイムで15得点、10リバウンド、2アシスト、2スティールをマーク。数字としてはまずまずだが、フィールドゴール(FG)成功率35.3%(6/17)、フリースロー成功率60.0%(3/5)、3ポイントは2本放ってすべてミスと、試合が進むにつれショット成功率がダウンしていった。

 前戦に続き、この日も八村がチーム最多のFGを放ったものの、ボンガ(15得点、12リバウンド)やブライアント(13得点、7リバウンド)、ロビンソン(13得点)たちも健闘。ウィザーズは27日にビザ・アスレティック・センターでロサンゼルス・レイカーズとのスクリメージ3戦目をこなし、31日のシーディングゲーム初戦(対フェニックス・サンズ)を迎えることになる。

 スクリメージとはいえ何とか初勝利を味わい、いい状態でサンズ戦とのシーディングゲーム初戦を迎えたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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