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NBA

NBA2020-21シーズンの暫定スケジュールが発表!昨季から継続されるプレーイン・トーナメントは新フォーマットに?

秋山裕之

2020.11.16

 そして、開幕後のスケジュールとして気になるのはプレーイン・トーナメント。初めて実施された昨季は、レギュラーシーズン終了時点で各カンファレンスの8、9位チームが4.0ゲーム差以内であれば、プレーオフ最後のスポットをかけて直接対決をし、8位チームは1勝、9位チームは2連勝すればプレーオフに出場できるというものだった。

 昨季はシーディングゲーム(順位決定戦)終了時点で、ウエスタン・カンファレンス8位のポートランド・トレイルブレイザーズ(35勝39敗/勝率47.3%)と9位のメンフィス・グリズリーズ(34勝39敗/勝率46.6%)が0.5ゲーム差だったため初開催に。ブレイザーズが初戦を制し、プレーオフ進出を決めている。

 ところが、来季はレギュラーシーズン終了時点で各カンファレンス7、8位のチームと9、10位のチームがプレーオフ出場をかけてプレーイン・トーナメントで激突し、上位チームが1勝、または下位チームが2連勝すればその座を勝ち取ることになるという。
 
『ESPN』によると、この新フォーマットは理事会で承認されなければ採用されないため、現時点ではどのような形になるかはまだ不明のようだ。だが、トレードやFA移籍から約1か月で新シーズンが開幕してしまうため、ケミストリーが生まれずなかなか噛み合わないチームが出る可能性があること。そして、72試合の短縮シーズンとはいえ極端にオフが短いチームもあり、強行スケジュールによって故障者が続出してしまうケースも考えられることから、力を発揮しきれないチームへの救済策としては理にかなったフォーマットと言っていいのではないだろうか。

 いよいよ約1か月後に迫った2020-21シーズンの開幕を前に、まずはトレード、ドラフト、FA戦線の動向に注目していきたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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