「(ビラップスと出会ったのは) 7歳の頃だった。僕はトラッシュトークを仕掛ける方だったけど、彼は物静かな男だった。それでもなぜか気が合って、以降はベストフレンドであり続けてきたんだ」。
ルーは17年に『デンバー・ポスト』の取材でそう語っており、2人の間に信頼関係が存在することが容易に窺い知れる。また、同じくACになったドリューともビラップスはバケーションをともにするほど関係が深い。ウィリアムズの証言通り、現役時代から同僚との関係性を大事にする正真正銘のリーダーだったビラップスは、指導者としての第一歩を踏み出すのにもその部分を重視したのだろう。
前述の通り、昨季のクリッパーズは多くのタレントを擁しながら、最後までチーム内にケミストリーは生まれなかった。それが期待外れの結果に終わった要因になったと報じられたのは記憶に新しい。ほぼ同じコアメンバーで戦っている今季は、選手だけでなく、首脳陣のチームワークも大事になる。当然ながら、“ミスター・ビッグショット”の役割にも注目が集まる。
生粋のリーダーであるビラップスが、コーチとしても勝負強さと信頼性の高さを発揮するようになれば、クリッパーズは王者レイカーズを脅かす存在になるかもしれない。
文●杉浦大介
※『ダンクシュート』2021年2月号掲載原稿に加筆・修正
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ルーは17年に『デンバー・ポスト』の取材でそう語っており、2人の間に信頼関係が存在することが容易に窺い知れる。また、同じくACになったドリューともビラップスはバケーションをともにするほど関係が深い。ウィリアムズの証言通り、現役時代から同僚との関係性を大事にする正真正銘のリーダーだったビラップスは、指導者としての第一歩を踏み出すのにもその部分を重視したのだろう。
前述の通り、昨季のクリッパーズは多くのタレントを擁しながら、最後までチーム内にケミストリーは生まれなかった。それが期待外れの結果に終わった要因になったと報じられたのは記憶に新しい。ほぼ同じコアメンバーで戦っている今季は、選手だけでなく、首脳陣のチームワークも大事になる。当然ながら、“ミスター・ビッグショット”の役割にも注目が集まる。
生粋のリーダーであるビラップスが、コーチとしても勝負強さと信頼性の高さを発揮するようになれば、クリッパーズは王者レイカーズを脅かす存在になるかもしれない。
文●杉浦大介
※『ダンクシュート』2021年2月号掲載原稿に加筆・修正
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