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NBA

ジャバー、ミラー、ウエストブルック、ラブ…全米屈指の名門大UCLAの“歴代ベストメンバー”を選定!<DUNKSHOOT>

出野哲也

2021.04.05

【シューティングガード】
レジー・ミラー
1965年8月24日生。201cm・88kg
カレッジ成績:122試合、平均17.2点、4.2リバウンド、2.0アシスト
NBA成績:1389試合、平均18.2点、3.0リバウンド、3.0アシスト

 ロサンゼルス近郊の都市に生まれた地元選手で、大学時代の通算2095点は卒業時点でUCLA史上2位。だが極端に細身の体格であった上に、シュート力以外のスキルにも乏しいことから、1987年のドラフトでは11位指名と、それほど上位ではなかった。

 だがインディアナ・ペイサーズに入団して迎えたプロ3年目には、平均24.6点をあげオールスターに出場。結局得点はこれがキャリアハイだったが、1990年代半ば以降は抜群の勝負強さを発揮して存在感を高めていく。1994、95年のプレーオフでは、ニューヨーク・ニックス相手に“1クォーターで25得点”“9秒間で8得点”といった伝説的パフォーマンスを演じただけでなく、「ニックスはびびり屋の集団」などと挑発して、全国区の人気者&嫌われ者となった。

 ペイサーズ一筋を貫き、通算3ポイント成功数2560本は引退時点で1位、現在でも3位。姉のシェリルは女子バスケットボール史上有数の名選手で、大学はUCLAのライバルUSC(南カリフォルニア大学)だった。
 
【スモールフォワード】
マーケス・ジョンソン
1956年2月8日生。201cm・99kg
カレッジ成績:115試合、平均14.4点、7.8リバウンド、1.8アシスト
NBA成績:691試合、平均20.1点、7.0リバウンド、3.6アシスト

 スモールフォワードは突出したスターこそいないものの好選手が多く、ジャマール・ウィルクス、キキ・ヴァンダウェイも候補だが、全盛時の活躍はジョンソンがわずかに上だろう。NBAでの平均20.1点はカリーム・アブドゥル・ジャバー、ウエストブルックに次ぐUCLA出身者3位。1977年にUCLAの名将ジョン・ウッデンの名を冠した大学最優秀選手賞の初代受賞者となり、同年のドラフト3位でミルウォーキー・バックスに入団した。

 キャリア2年目にリーグ3位の平均25.6点を記録すると、1979年にはオールNBA1stチーム、1980、81年は2ndチームに選出。オールスターにもロサンゼルス・クリッパーズ時代を含めて5度選ばれている。

 ボールハンドリングに優れた“ポイントフォワード”の先駆者的存在で、身体能力も高く、リバウンドのこぼれ球をそのままリングに叩き込むのが得意だった。ただ、1980年代前半を代表するスターの1人だったが、首のケガにより30代はほとんどプレーできず。それでも2019年に背番号8がバックスの永久欠番になっている。
 
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