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NBA

最強スコアラーのデュラント、オールスターの常連オルドリッジの母校テキサス大のベストメンバーを選定!<DUNKSHOOT>

出野哲也

2021.05.27

【シューティングガード】
エイブリ―・ブラッドリー
1990年11月26日生。191センチ・81キロ
カレッジ成績:34試合、平均11.6点、2.9リバウンド、2.1アシスト
NBA成績:598試合、平均11.5点、2.9リバウンド、1.8アシスト

 ケビン・デュラント、ラマーカス・オルドリッジの2大スターを除くと、テキサス大出身者でスコアラーとして活躍した選手はほとんどいない。点取り屋の多いポジションであるSGも同様で、守備型のブラッドリーがベストプレーヤーとなった。

 2010年のドラフト19位でボストン・セルティックスに入団、その守備力は「俺は常に最優秀守備選手の候補に上っているべきだ」と自負するほど。スティールなどが特別多いわけではないが、マッチアップ相手にしつこく張り付いて自由にプレーさせず、デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)も「最高のペリメーターディフェンダー。あんなにタフな選手はいない」と音を上げた。

 13年にオール・ディフェンシブ2ndチーム、16年は1stチームに選ばれ、攻撃ではデトロイト・ピストンズにトレードされた16-17シーズンに自己最多の平均16.3点。ロサンゼルス・レイカーズに加わった20年はチャンピオンリングを手にしている。
 
【スモールフォワード】
ケビン・デュラント
1988年9月29日生。208センチ・109キロ
カレッジ成績:35試合、平均25.8点、11.1リバウンド、1.3アシスト
NBA成績:884試合、平均27.0点、7.1リバウンド、4.2アシスト

 キャリア通算の平均得点27.0は史上5位、4度の得点王と2度のファイナルMVP。もちろんテキサス大出身で最高のNBA選手である。在学時も平均25.8点と天性の得点センスを発揮し、08年ドラフト2位でシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)入り。208センチの長身と理想的なシュートフォームで自在に得点を稼ぎ、平均20.3点で新人王に輝く。09-10シーズンは30.1点で初タイトル、自己最多の32.0点を記録した13-14シーズンにMVPを受賞した。

 16-17シーズンにFAでゴールデンステイト・ウォリアーズへ移籍した際は、オクラホマのファンから激しい怒りを買ったが、在籍3年間で2度優勝して目標を叶えた。自己中心的なプレースタイルでもなく、守備力も水準以上。フィラデルフィア・セブンティシクサーズのドック・リバース・ヘッドコーチはデュラントについて次のように語っている。「彼にできないことは何もない。私は長年NBAにいるけれども、誰とも比較の対象にならない」
 
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