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NBA

最強スコアラーのデュラント、オールスターの常連オルドリッジの母校テキサス大のベストメンバーを選定!<DUNKSHOOT>

出野哲也

2021.05.27

【パワーフォワード】
ラマーカス・オルドリッジ
1985年7月19日生。211センチ・113キロ
カレッジ成績:53試合、平均13.5点、8.2リバウンド、0.6アシスト
NBA成績:1029試合、平均19.4点、8.2リバウンド、2.0アシスト

 テキサス大の選手はNBAドラフト1位で指名されたことがない。07年にオルドリッジ、08年にデュラントが2年続けて2位だったのが最上位である。大学2年時にはカンファレンス最優秀守備選手賞に選ばれ、07年のドラフトでは1位指名も予想されたオルドリッジだったが、その栄誉はイタリア出身のアンドレア・バルニャーニに譲り、2位指名したシカゴ・ブルズも直後にブレイザーズへ放出。それらの判断が間違っていたことは、すぐに証明された。

 211センチの長身で、高い打点から放たれるターンアラウンドジャンパーやフェイダウェイはディフェンスが難しく、2年目以降13年連続で平均17点以上、20点以上が7度。14、15年は2年続けて23点、10リバウンド以上、サンアントニオ・スパーズ時代も含め7回オールスターに出場した。今季はバイアウトとなって、優勝を目指しブルックリン・ネッツへ移ったが、持病の不整脈が悪化。通算2万得点まであと49点で引退を余儀なくされた。
 
【センター】
マイルズ・ターナー
1996年3月24日生。211センチ・113キロ
カレッジ成績:34試合、平均10.1点、6.5リバウンド、0.6アシスト
NBA成績:389試合、平均12.7点、6.6リバウンド、1.2アシスト

 80年代に活躍したラサール・トンプソン、現役のトリスタン・トンプソン(セルティックス)、ジャレット・アレン(クリーブランド・キャバリアーズ)など、センターには派手さはないけれども実力派が揃っている。その中で一番実績を残しているのがターナーだ。

 大学でプレーしたのは1年だけだったが、カンファレンス最多の89ブロックを決め、11年のドラフト11位でインディアナ・ペイサーズに入団。身体能力の高さはすぐ通用し、18-19シーズンに平均2.7ブロックで1位、20-21シーズンは3.4本まで数字を伸ばし2度目の首位。

 出場47試合は全日程の65.3%で、タイトル獲得の条件(70%=51試合)に届いていなかったのだが、不足分の4試合で0ブロックと仮定してもなお2位の選手を上回る計算のため、特例での戴冠となった。その能力は「ブロックができるかできないかは本能。俺にはそれが備わっている」と自画自賛するのも頷けるレベルに達している。
 
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