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NBA

最強スコアラーのデュラント、オールスターの常連オルドリッジの母校テキサス大のベストメンバーを選定!<DUNKSHOOT>

出野哲也

2021.05.27

【シックスマン】
ジョニー・ムーア
1958年3月3日生。185センチ・79キロ
カレッジ成績:112試合、平均13.2点、4.0リバウンド
NBA成績:520試合、平均9.4点、3.0リバウンド、7.4アシスト

 現役のPJ・タッカー(ミルウォーキー・バックス)も様々な役割をこなす、シックスマンとして使いでのある選手だが、実績的にはムーアが勝る。大学時代も通算714アシストはテキサス大の記録だったが、79年のドラフトではスーパーソニックスの2巡目43位指名。しかも金銭でスパーズへトレードされたあげく、開幕前にウェーバーにかけられた。
 
 それでも翌80-81シーズンにスパーズでデビューすると、2年目にはリーグ1位の平均9.6アシスト。以後5年連続9アシスト以上、守備でも84-85シーズンの2.8スティールは2位。通算の平均2.0スティールは史上15位にランクされている。

 のちにスパーズの看板となった、非利己的な“ビューティフル・ゲーム”の基礎を築いた選手との評価もある。また身長185センチながらリバウンドも強く、84-85シーズンは年間5回のトリプルダブル。これは93-94シーズンのデイビッド・ロビンソンと並ぶスパーズの球団記録で、背番号00は永久欠番になっている。

文●出野哲也

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