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NBA

殿堂入り選手ボッシュ、天才児アンダーソン&マーブリーを輩出したジョージア工科大の最強布陣は?<DUNKSHOOT>

出野哲也

2021.06.09

【シューティングガード】
ステフォン・マーブリー
1977年2月20日生。188センチ・82キロ
カレッジ成績:36試合、平均18.9点、3.1リバウンド、4.5アシスト
NBA成績:846試合、平均19.3点、3.0リバウンド、7.6アシスト

 キャリア平均のアシスト数はプライスより多いが、選手としてのタイプは明らかにスコアラー寄り。平均19.3点もクリス・ボッシュを0.1点上回り、ジョージア工科大出身者で1位とあってSGで選出した。

 ニューヨークのプレーグラウンドでテクニックを磨き、大学でもカンファレンスの新人王に輝くと、1年在学しただけで96年のドラフトにエントリー。ミルウォーキー・バックスに4位指名され、レイ・アレンとの交換トレードでミネソタ・ティンバーウルブズに加わった。

 すぐにスター選手の仲間入りを果たすも、ケビン・ガーネットの陰に隠れるのを良しとせず、3年目の途中にニュージャージー(現ブルックリン)・ネッツへ移籍。以後7年連続平均20点以上と自慢の得点力を発揮した。しかしながらチームプレーが不得手でどの球団でも長続きせず、NBAでプレーしたのは31歳が最後。その後は中国のCBAでスーパースターとして活躍し、絶大な人気を得て永住権まで取得した。
 
【スモールフォワード】
デニス・スコット
1968年9月5日生。203センチ・103キロ
カレッジ成績:99試合、平均21.4点、5.3リバウンド、2.9アシスト
NBA成績:629試合、平均12.9点、2.8リバウンド、2.1アシスト

 ジョージア工科大が初めてNCAAトーナメントのファイナル4に進出した90年、エースとして年間平均27.7点、今も学校記録として残る年間970点を荒稼ぎ。そのシュート力はNBAでも十分に通用した。90年にドラフト4位でオーランド・マジックに入団し、平均15.7点でオール・ルーキー1stチーム入り。

 コーナーからの3ポイントを得意とし、95-96シーズンには267本を命中させる。前年から3ポイントラインが短くなっていたこともあったが、それまでの記録を50本も更新する破格の数字で、10年後にレイ・アレンが塗り替えるまで1位の座にあった。同年4月18日の1試合11本成功も、03年にコビー・ブライアントに破られるまでの最多記録だった。

 マジックではシャキール・オニール、アンファニー“ペニー”ハーダウェイに次ぐ第3の得点源として活躍を続けていたが、守備は「死体すらガードできない」と評されたレベル。97年にマジックからダラス・マーベリックスへトレードされて以降は急速に成績が下降した。
 
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