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NBA

若手スターのヤング、ドラフト1位のグリフィンを輩出したオクラホマ大の最強メンバーを選定!<DUNKSHOOT>

出野哲也

2021.07.02

【シューティングガード】
トレイ・ヤング
1998年9月19日生。185cm・82kg
カレッジ成績:32試合、平均27.4点、3.9リバウンド、8.7アシスト
NBA成績:204試合、平均24.1点、3.9リバウンド、8.9アシスト

 正統派プレーメーカーとしての経験値、および守備力はホークスの先輩ブレイロックに譲るものの、点取り屋としては他の追随を許さない。在学中からステフィン・カリー級のシューターと評判で、平均27.4点は堂々の全米トップ。2018年のドラフトでは5位でダラス・マーベリックスに指名され、3位指名のルカ・ドンチッチとの交換でホークスへ移籍した。

 こうした経緯から2人はライバルとして扱われ、ドンチッチが一足先にスーパースターとなったことから「交換したのは失敗だった」とホークスファンの間では恨み節も聞かれた。だが2年目の昨季はリーグ4位の平均29.6点と急成長。今季のプレーオフではポストシーズンデビュー戦での30点/10アシスト/5リバウンド(レブロン・ジェームスに次いで2人目)、1試合18アシスト(球団新記録)、史上最年少での25点&15アシストなど、数々の記録を打ち立ててホークス躍進の立役者となり、ドンチッチとの差を縮めている。
 
【スモールフォワード】
バディ・ヒールド
1992年12月17日生。193cm・100kg
カレッジ成績:132試合、平均17.4点、5.0リバウンド、1.9アシスト
NBA成績:387試合、平均16.0点、4.3リバウンド、2.5アシスト

 アウトサイドシュートが得意で、4年生時の15-16シーズンには年間147本の3ポイントを決め、成功率45.7%ともども学校記録を更新。同年は総得点(925点)も全米1位で、オクラホマ大からはブレイク・グリフィン以来2人目となるウッデン賞とネイスミス賞の同時受賞を果たした。

 ドラフトでは全体6位でニューオリンズ・ペリカンズが指名。ルーキーシーズンの途中で、デマーカス・カズンズを獲得するためサクラメント・キングスへトレードされたが、平均10.6点をあげてオールルーキー1stチームに選出された。3年目の18-19シーズンには自己最高の20.7点、またここ2年間は3ポイント成功数で続けてリーグ2位にランクされている。通算の成功率40.6%も現役では12位だが、その一方でキングスのエースの座はディアロン・フォックスに奪われ、立場は微妙になっている。

 同大出身のSFでは、91~93年に3年連続で平均18点以上を記録したハービー・グラント(ホーレス・グラントの双子の弟、現役のグラント3兄弟の父)もいる。
 
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