専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

攻守万能を誇ったジョーダン、ペイトン、オラジュワン…NBA歴代“ベスト2ウェイチームを選定!<DUNKSHOOT>

出野哲也

2022.05.20

【スモールフォワード】
カワイ・レナード

1991年6月29日生。201cm・102kg
キャリアスタッツ:576試合、平均19.2点、6.4リバウンド、2.9アシスト、1.76スティール
主な賞歴:最優秀守備選手賞(2回)、スティール王、オールNBAチーム(5回)、オールディフェンシブチーム(7回)

 SFの2ウェイプレーヤーと言えば、まず思い浮かぶのはスコッティ・ピッペン。だが守備面は史上有数でも、攻撃ではジョーダンに次ぐ二番手のイメージだ。

 その点、レナードはトロント・ラプターズでの2018-19シーズンに平均26.6点、ロサンゼルス・クリッパーズに加わった19-20シーズンに27.1点を記録。ピッペンが無縁だった最優秀守備選手賞も、15・16年に2年続けて手にしている。

 最初に入団したサンアントニオ・スパーズでディフェンスを徹底的に磨き、マイアミ・ヒートと対戦した14年のファイナルではレブロン・ジェームスに対峙しつつ平均17.8点をあげてファイナルMVPを受賞。身長の割に手が非常に大きく、翌14-15シーズンはリーグ1位の平均2.31スティールを奪い、初めてオールディフェンシブ1stチーム入りした。

 当初は攻撃面ではさほど目立たなかったが、毎年得点のレパートリーを増やしていき、ラプターズ時代の19年はポストシーズンで平均30.5点。史上3人目となる2球団でのファイナルMVPに輝いた。
 
【パワーフォワード】
ケビン・ガーネット

1976年5月19日生。211cm・109kg
キャリアスタッツ:1462試合、平均17.8点、10.0リバウンド、3.7アシスト、1.27スティール、1.39ブロック
主な賞歴:MVP、最優秀守備選手賞、リバウンド王(4回)、オールNBAチーム(9回)、オールディフェンシブチーム(12回)

 史上最強のPFと言われるティム・ダンカンとガーネットは同い年。背の高さもポジションも同じで、生涯成績も似通った数字だ。

 しかしダンカンはスタッツリーダーになったことが一度もないのに対し、ガーネットは2004年から4年連続リバウンド王になっており、また08年にはダンカンが無縁だった最優秀守備選手賞にも輝いている。

 まず頭角を現わしたのは攻撃面で、高卒4年目の98-99シーズンに平均20点を突破。以後9年連続20点以上をあげ、自己ベストの24.2点を残した03-04シーズンはMVPを受賞した。

 初めてオールディフェンシブチーム入りしたのは99-00シーズンで、以後6年連続で1stチーム選出。その後2年は2ndチームだったが、07-08シーズンにミネソタ・ティンバーウルブズからボストン・セルティックスへ移籍し、1stチームへ返り咲く。エーススコアラーの座からは降りた代わりに、気迫を前面に出した鬼気迫るディフェンスで名門に22年ぶりの優勝をもたらした。
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号