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NBA

“ジョーダン時代”以降、最もブルズを輝かせたローズとノア。当時の戦友は2人の永久欠番を支持「ぜひそうなってほしい」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.12.10

 2012年のプレーオフでローズがヒザに大ケガを負ったのをはじめ、その後は毎年のように主力がケガに見舞われNBAファイナル進出は果たせなかったものの、1990年代にマイケル・ジョーダン、スコッティ・ピッペンを中心とした布陣で2度の3連覇を成し遂げたブルズにとって、ローズとノアが主軸を担った当時は、最も優勝に近づいた時代だった。

 今季でキャリア14年目、37歳となったギブソンは「人生でも最高な時間だった。何よりも、ファンがスペシャルなものにしてくれたんだ。あの会場、人々、子どもたちが成長し、彼らの子どもたちも成長を遂げてきた。みんな僕らのプレーを見てくれたんだ」と若手時代を懐古。それだけ当時のブルズは思い出深いチームだったようだ。
 
 今季で創設57シーズン目を迎えたブルズにおいて、選手として永久欠番となっているのはジョーダン「23」とピッペン「33」、ジェリー・スローン「4」、ボブ・ラブ「10」の4人。

 ローズは8シーズン(うち1シーズンはケガで全休)をブルズで過ごし、ジョーダン以外で唯一のMVPを受賞。ノアは9シーズンで、こちらもジョーダン以来初の最優秀守備選手賞に輝いた。実績・人気を考えても、2人が永久欠番になる可能性はあるはずだ。

「ぜひそうなってほしい。(実現したら)僕は泣くことになるかもしれないね」というギブソンの言葉は、彼らを応援してきたブルズファンの気持ちを最も端的に表していると言えるだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)
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