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NBA

「僕らは“レブロン・ジェームズ時代”を生きている」名手ウェイドが“不滅の記録超え”間近の親友を語る<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.12.16

「どんなことであろうと、僕はレブロン・ジェームズの名前を出す際にサプライズという言葉は使わないよ。僕らは今、人生の中で“レブロン・ジェームズ時代”を生きているんだ。彼がこれまでやってきたことを上回るものなんてないからね。

 もちろん、彼はコート外でも数多くのことをやってきたし、コート上でも間違いなくやってきた。そして僕は彼について話す時、一緒に長い時間を過ごしてきた者としてこう言っている。彼はバスケットボールのフロアで、決してセルフィッシュな人物ではないとね。ただ、もし彼がアシストの記録以上の実績として誇れるものがあるとしたら、それはスコアリングだろうね。だっていろんな人たちが彼にはできないと言ってきたことだからさ」
 
 通算得点で歴代2位にいるレブロンだが、ウェイドの言うアシストでも先日マジック・ジョンソンを超えて歴代6位に浮上(通算1万174本)。ナチュラルポジションがフォワードの選手としてはトップにおり、まさにオールラウンドな選手を体現していると言えよう。さらにスティールも2161本で歴代10位。9位のアキーム・オラジュワンとは1本差で、こちらも更新は目前だ。

 ジャバーが20シーズンをかけて叩き出した通算得点記録は、チェンバレンの1試合100得点のように不滅の記録のひとつとも言われていた。その金字塔をレブロンが追い越す時、世界中のバスケットボールファンは歴史的な瞬間を目の当たりにすることとなる。

 仮にレブロンが平均26.0点を記録し続けるとすると、ジャバー超えまでは残り30.6試合。ケガで長期離脱でもしない限り、来年2月のオールスターブレイク前にはその日が訪れるはずだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
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