「サクラメントには素晴らしいファンベースがあり、常にバスケットボールがとても盛んな街だ。あのフランチャイズと街、それにマイクのことを思うと本当に嬉しい。彼らにとって素晴らしいシーズンになっている。あのチームを見ていると、エナジーや熱狂、団結していることが見てとれるね」

　ポイントガードのディアロン・フォックス、センターのドマンタス・サボニスという“オールスターデュオ”を軸としたキングスは、その周囲をケビン・ハーターやハリソン・バーンズ、キーガン・マレー、マリーク・モンクといった実力者たちが固めており、オフェンシブ・レーティングは堂々のリーグトップ（118.9）。オールスターブレイク後には123.8までその数字を伸ばしており、リーグ最高のオフェンス力で白星を積み重ねている。
  　ウォリアーズ指揮官はブラウンHCの功績について「彼はものすごく素晴らしい仕事をやってのけた。そしてもちろん、マイクは我々のチームでもたくさんのことをしてくれたし、数多くの関係を作り上げてくれた。我々は彼のことが大好きだし、みんなが彼の活躍を嬉しく思っている」と称えていた。

　キングスが2006年以来、初のプレーオフ進出を決めるのは時間の問題。ブラウンHCの下、意気揚々とポストシーズンへ臨むことだろう。

　４月７日にはレギュラーシーズン最後のウォリアーズ戦が組まれていることもあり、両チームの今後の動向にも注目していきたい。

文●秋山裕之（フリーライター）

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