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NBA

ウォリアーズとキングスの激突は「とんでもない雰囲気になる」とグリーン。激戦必至のプレーオフ1回戦の見どころをチェック<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.04.10

 両チームはどちらもファンが熱狂的であることが知られている。特にキングスは17年ぶりのプレーオフだけに、ホームゲームでは数多くのファンが駆けつけるに違いない。

「あそこには最高の観客がいる。彼らは長年準備し、この瞬間を待ちわびていたから、きっととんでもない雰囲気になるだろうな。でも俺はそれが楽しみなんだ」(グリーン)

 両軍はパシフィック・ディビジョンに所属し、今季は平均得点でキングスがリーグトップの120.7点、ウォリアーズが2位の118.9点、3ポイント成功数はウォリアーズがリーグ1位の平均16.6本、キングスは5位の同13.8本と、どちらも超攻撃型チームとして知られる。

 また、アシスト数でウォリアーズがリーグ1位(平均29.8本)、キングスが3位(同27.3本)と上位におり、前者は同6.8本のグリーン、後者ではドマンタス・サボニスが同7.3本と、どちらもフロントコートの選手がスタッツリーダーになっている点も興味深い。
 
 今季の直接対決ではウォリアーズが3勝1敗と勝ち越しているものの、そのうち3試合が7点差以内での決着。そのため、シーズン中の勝敗は参考にならないかもしれない。

 さらにキングスは、第4クォーター残り5分または延長で5点差以内のクラッチシチュエーションでリーグ6位タイの25勝19敗(ウォリアーズは20勝21敗で17位タイ)をマークしており、ディアロン・フォックスという今季第4クォーターに滅法強いエースガードがいる点も注目だ。

 そのフォックスは、今季ウォリアーズ戦で平均25.3点、8.0アシストにフィールドゴール成功率51.8%と好調。一方、ウォリアーズもステフィン・カリーがキングス相手に平均33.0点、5.0アシストにフィールドゴール成功率58.4%、3ポイント成功率50.0%を残している。

 ウォリアーズとしては、先日チームに再合流したアンドリュー・ウィギンズがシリーズ初戦から戦列復帰できるかもポイントとなる。28歳の万能戦士もキングスに対して平均25.0点、フィールドゴール成功率55.6%、3ポイント成功率39.1%と相性がいいからだ。
 
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