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NBA

セルティックスの堅守に苦戦の名手ヤング。相棒マレーは「ありのままでいるんだ」と激励<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.04.21

「僕はもっと上手くなれる。いいシュートを打てていなかったんだ。ドライブして、自分の手からボールを離そうとしたところでいくつかターンオーバーもしてしまった。でもホームではもっといいプレーをしていく」

 第2戦後にヤングはそう語り、ホームで迎える21日の第3戦、23日の第4戦に向けて意気込んだ。

 もっとも、2021年のカンファレンス・ファイナル第6戦以降、ヤングは自身の強みである3ポイントが不発で、平均7.1本を放ちながら成功率は17.5%と低迷している。

 それでもホークスがセルティックスの守備陣を打開し、1勝をもぎ取るためには、やはりこの男の奮起が不可欠だ。相棒のマレーも不振のヤングを励ましたと、米メディア『The Athletic』が報じている。
 
「(本来の)トレイ・ヤングになるべく、彼は自信を持たなきゃいけない。外野の雑音に惑わされずにいてほしい。ホームへ戻った時、彼には『ありのままでいるんだ。自分がやりたいプレーで試合をして、これまでやってきたようにハイレベルなプレーをするんだ』とテキストを送ったんだ」

 セルティックスが誇る堅守の前に、ホークスはここまでフィールドゴール成功率40.7%、3ポイント成功率27.3%に抑え込まれており、相手には平均115.5点を許している。

 もちろん、ディフェンス面の修正も不可欠ながら、このチームの強みはなんと言っても爆発的なオフェンスだけに、その主軸となるヤングがホームでどこまで復調できるかが大きなポイントになりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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