昨年のユーロバスケットでベスト8入りしたイタリアは、今季ユタ・ジャズでNBAデビューしたシモーネ・フォンテッキオら有望な若手も台頭し、前回大会よりも実力は増している。左ヒザの十字靱帯断裂で今季全休となったダニーロ・ガリナーリ(ボストン・セルティックス)もすでに実戦トレーニングを開始しているとのことで、彼の復帰も強力な戦力アップとなる。出場を熱望しているという昨年のNBAドラ1、パオロ・バンケロ(オーランド・マジック)が参戦するかも注目ポイントだ。
しかし、前回は全敗で最下位に終わったフィリピンの、地元での熱狂的な応援は侮れない。アジア随一のバスケ国を自負する彼らには、さらに強力な助っ人が加わる。
母方がフィリピン系で、2018年に同国代表としてデビューしているジョーダン・クラークソン(ジャズ)は、昨夏の予選にも参戦。サウジアラビア戦では23得点、5リバウンド、6アシストの活躍で快勝(84-46)に貢献したほか、ブザーと同時にハーフラインから超ロングショットを決めるなど、会場を興奮の坩堝に陥れた。
同じくアフリカ大陸のバスケ大国のプライドを提げるアンゴラは、スピードを駆使したハイペースなゲームを得意する。また、前回大会でも1次ラウンドを突破しているドミニカ共和国は侮れないダークホースで、アメリカ予選では前回大会準優勝のアルゼンチンを締め出した。彼らとフィリピンが対戦する初戦の結果が、このグループの順位争いに大きく影響しそうだ。
■グループB 会場:マニラ(フィリピン)
1 南スーダン(初)
2 セルビア(4回)
3 中国(9回)
4 プエルトリコ(14回)
順当にいけば、セルビアの首位勝ち抜けは堅い。
ヤオの引退後はパンチに欠ける中国だが、アジア予選は12戦中、オーストラリアとの2試合を除き全勝、日本にも2戦2勝している。昨年11月には、選手としても指揮官としても欧州各国で豊富な経験をもつセルビア人HC(ヘッドコーチ)のサーシャ・ジョルジェビッチを招聘し、グループリーグ突破を狙っている。
ワールドカップ常連のプエルトリコは、常に1次ラウンド突破のボーダーラインにいる感じのチームで、この両者によるグループ最終戦は見ものになりそうだ。
注目は、ルオル・デン(元シカゴ・ブルズほか)が協会会長として、時には指揮官として、文字通りチームを牽引する南スーダン。ワールドカップは初参戦だが、最終予選ではエジプトに20点差をつけて快勝するなど、本戦でも予想を上回る奮闘を見せる可能性もある。ロスターの平均身長が2mを超えるという、彼らの高さは大きな武器だ。
しかし、前回は全敗で最下位に終わったフィリピンの、地元での熱狂的な応援は侮れない。アジア随一のバスケ国を自負する彼らには、さらに強力な助っ人が加わる。
母方がフィリピン系で、2018年に同国代表としてデビューしているジョーダン・クラークソン(ジャズ)は、昨夏の予選にも参戦。サウジアラビア戦では23得点、5リバウンド、6アシストの活躍で快勝(84-46)に貢献したほか、ブザーと同時にハーフラインから超ロングショットを決めるなど、会場を興奮の坩堝に陥れた。
同じくアフリカ大陸のバスケ大国のプライドを提げるアンゴラは、スピードを駆使したハイペースなゲームを得意する。また、前回大会でも1次ラウンドを突破しているドミニカ共和国は侮れないダークホースで、アメリカ予選では前回大会準優勝のアルゼンチンを締め出した。彼らとフィリピンが対戦する初戦の結果が、このグループの順位争いに大きく影響しそうだ。
■グループB 会場:マニラ(フィリピン)
1 南スーダン(初)
2 セルビア(4回)
3 中国(9回)
4 プエルトリコ(14回)
順当にいけば、セルビアの首位勝ち抜けは堅い。
ヤオの引退後はパンチに欠ける中国だが、アジア予選は12戦中、オーストラリアとの2試合を除き全勝、日本にも2戦2勝している。昨年11月には、選手としても指揮官としても欧州各国で豊富な経験をもつセルビア人HC(ヘッドコーチ)のサーシャ・ジョルジェビッチを招聘し、グループリーグ突破を狙っている。
ワールドカップ常連のプエルトリコは、常に1次ラウンド突破のボーダーラインにいる感じのチームで、この両者によるグループ最終戦は見ものになりそうだ。
注目は、ルオル・デン(元シカゴ・ブルズほか)が協会会長として、時には指揮官として、文字通りチームを牽引する南スーダン。ワールドカップは初参戦だが、最終予選ではエジプトに20点差をつけて快勝するなど、本戦でも予想を上回る奮闘を見せる可能性もある。ロスターの平均身長が2mを超えるという、彼らの高さは大きな武器だ。
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