一方でカンファレンス・セミファイナルでゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦し、ステフィン・カリーとマッチアップした時のことを聞かれると、「正直に言えば地獄だったね」と切り出してMC陣を笑わせた。
「オフボールで見せる彼の動き、それにあのチームのシステムもそうだけど、彼に完璧にフィットしている。だから(守る側からしたら)リラックスなんて全然できないんだ」とリーブス。
「第1、2戦で、彼とクレイ(トンプソン)を追いかけ回っていた時、ショットを決めることができなかったんだ。そしたら(チームメイトの)みんなが『なんでショットが決まらないんだ?』と僕を見てきたから『いやだって、足が疲れ切ってるんだ』って感じだったよ」と当時を振り返った。
ウォリアーズとのシリーズで、レイカーズは主にジャレッド・ヴァンダービルト、デニス・シュルーダー(現トロント・ラプターズ)をカリーへの刺客として送り込んだものの、スイッチからマッチアップがリーブスに代わることもあり、オフボールのカリーを追いかけ回すことに苦心したという。
カリーはハーフコートを超えればどこからでもショットを決め切るほどのシュート力がある。もちろん、自らボールを持ってプレーメーキング、あるいはショットまで持ち込むこともできるが、オフボールでもチームメイトたちのスクリーンを駆使して走り回り、常にゴールを狙っている点が相手にとっては何より厄介なのだろう。
「彼のゲームへ臨むアプローチは特別なものなんだ。ゲームを読み解く方法や予測する力は凄いよ。だからあのチームと対戦するのはすごく楽しかった。当然、僕らが勝ったから嬉しいよ。けど彼を守るのは最悪だった」
そう語ったリーブスは、8月25日から幕を開ける「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」にアメリカ代表として出場する。チームUSAの指揮官はウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)。この夏、また貴重な経験を積んでレイカーズへ合流することができそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
「オフボールで見せる彼の動き、それにあのチームのシステムもそうだけど、彼に完璧にフィットしている。だから(守る側からしたら)リラックスなんて全然できないんだ」とリーブス。
「第1、2戦で、彼とクレイ(トンプソン)を追いかけ回っていた時、ショットを決めることができなかったんだ。そしたら(チームメイトの)みんなが『なんでショットが決まらないんだ?』と僕を見てきたから『いやだって、足が疲れ切ってるんだ』って感じだったよ」と当時を振り返った。
ウォリアーズとのシリーズで、レイカーズは主にジャレッド・ヴァンダービルト、デニス・シュルーダー(現トロント・ラプターズ)をカリーへの刺客として送り込んだものの、スイッチからマッチアップがリーブスに代わることもあり、オフボールのカリーを追いかけ回すことに苦心したという。
カリーはハーフコートを超えればどこからでもショットを決め切るほどのシュート力がある。もちろん、自らボールを持ってプレーメーキング、あるいはショットまで持ち込むこともできるが、オフボールでもチームメイトたちのスクリーンを駆使して走り回り、常にゴールを狙っている点が相手にとっては何より厄介なのだろう。
「彼のゲームへ臨むアプローチは特別なものなんだ。ゲームを読み解く方法や予測する力は凄いよ。だからあのチームと対戦するのはすごく楽しかった。当然、僕らが勝ったから嬉しいよ。けど彼を守るのは最悪だった」
そう語ったリーブスは、8月25日から幕を開ける「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」にアメリカ代表として出場する。チームUSAの指揮官はウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)。この夏、また貴重な経験を積んでレイカーズへ合流することができそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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