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NBA

八村塁が鼠径部の打撲で途中退場するも、ウィザーズは連敗を4でストップ。ビールらガード陣が躍動

秋山裕之

2019.12.17

ただでさえケガ人が多い中、複数のポジションをこなせる八村が長期離脱となると、チームはさらに苦しい戦いを強いられそうだ。(C)Getty Images

ただでさえケガ人が多い中、複数のポジションをこなせる八村が長期離脱となると、チームはさらに苦しい戦いを強いられそうだ。(C)Getty Images

 ウィザーズはガードデュオに加えてベンチのダービス・ベルターンスが17得点、イシュ・スミスが10得点、7アシスト、3スティール、2ブロック、トロイ・ブラウンJr.が10得点、6リバウンドと続いた。

 後半は八村を欠いたウィザーズだったが、試合全体でフィールドゴール55.7%(49/88)、3ポイント54.5%(18/33)、フリースロー81.0%(17/21)と高確率に決めたことが大きな勝因に。

 なお、八村はこの試合、17分1秒に出場して7得点、2リバウンド。フィールドゴール75.0%(3/4)、3ポイント0.0%(0/1)、フリースロー100.0%(1/1)という成績を残した。
 
 試合前、スコット・ブルックス・ヘッドコーチは八村と2人で話す機会を持ち、「今日はもっと『ディフェンスで貢献できるぞ』と伝えた。1試合に平均5、6リバウンドを取るんじゃなくて、『君なら8リバウンドは奪えるはずだ』とね。目標は平均8本。そうしてくれれば、チームはもっと勝てるはず。ルイにはできると思う。でもその意識と自覚が必要なんだ。若い選手にとって、リバウンド数を安定させるのはすごく難しいことだけどね。今日はそんなマンツーマンだった。ルイのことを褒めたけど、喝も入れたんだ」とコメントしていただけに、指揮官をはじめ、八村の状態はチームとしても気になるところ。

 ウィザーズはすでにケガ人が続出しているため、スモールフォワードからセンターまでこなせる八村の長期離脱は何としてでも避けたい。だが鼠径部の負傷は完治させずに復帰してしまうと、さらに悪化する可能性がある。復帰までにどれだけ時間を要するのか続報を待ちたい。

文●秋山裕之(フリーライター)

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