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NBA

2000年代の黄金時代を知る新指揮官の下、「愛情をもって接する集団になった」キングス。勝負のポストシーズンへ<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2025.04.10

 昨年12月、マイク・ブラウン前HCの解任にともない暫定指揮官となったクリスティーHCは、2000年~05年まで4シーズン半、キングスでプレーした球団OBだ。

 当時はキングスがプレーオフ常連だった輝かしい時代でもあるが、彼はその時のような信頼に満ちた空気感を、今のチームに感じているという。

「お互いの間にそのような愛情が育まれている時には、様々なことを乗り越えられるもののだ。もちろん、NBAは浮き沈みが激しい世界だ。しかし船を安定させたいのであれば、しっかりと腕を組んでお互いを支え合い、心を通わせ合うことが大切なんだ」
 
 指揮官交代に続き、2月のトレードでは、生え抜きのエースプレーヤーだったディアロン・フォックスがサンアントニオ・スパーズに去り、シカゴ・ブルズからラビーンを迎える変化もあった。

 そのラビーンがすぐに順応しているのも好材料だ。4月7日のピストンズ戦では、3ポイントシュートを11本中8本沈めてシーズンハイの43得点を叩き出すなど、稼ぎ頭としてチームを牽引している。

 昨季は第8シード決定戦でニューオリンズ・ペリカンズに敗れてプレーオフ進出を逃したキングスだが、苦境を乗り越えて育んだチーム力と勢いを糧に、大舞台復帰を目指す。

文●小川由紀子
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