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NBA

ナゲッツの“優勝コーチ解任劇”にピアースが反応「この夏にジョーカーがトレードを要求したとしても驚かない」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.04.10

指揮官の電撃解任は、ヨキッチの去就にも影響を及ぼすのか?(C)Getty Images

指揮官の電撃解任は、ヨキッチの去就にも影響を及ぼすのか?(C)Getty Images

 現地時間4月8日(日本時間9日、日付は以下同)、デンバー・ナゲッツが、レギュラーシーズン残り3試合というタイミングでマイケル・マロ―ンHC(ヘッドコーチ)の解任およびカルビン・ブースGM(ゼネラルマネージャー)との契約を更新しないことを発表し、バスケットボール界に衝撃を与えた。

 現在も主軸を務めるニコラ・ヨキッチ、ジャマール・マレーの両輪を中心とした布陣で2022-23シーズンに初優勝を成し遂げたナゲッツは、この時点でウエスタン・カンファレンス4位の47勝32敗(勝率59.5%)を記録していた。

 米スポーツ専門局『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者は、マローンHCとブースGMの間には亀裂があったと報道。優勝時のメンバーで覇権争いへの参戦を続けて王座奪還を掲げる指揮官に対し、GMは若手を加えてチームの年俸削減を目指し、両者の溝は埋まることはなかったとしている。

 そんななかで迎えた9日のサクラメント・キングス戦。ナゲッツは3年目のクリスチャン・ブラウンが25得点、マイケル・ポーターJr.とアーロン・ゴードンがそれぞれ21得点、ヨキッチがトリプルダブル(20得点、12リバウンド、11アシスト)に4スティールをマークして124-116で勝利し、連敗を4で止めた。
 
 この試合を終えて、ナゲッツは48勝32敗(勝率60.0%)でウエスト4位。5位のロサンゼルス・クリッパーズとは同じ戦績で、6位のメンフィス・グリズリーズが47勝32敗(同59.5%)で0.5ゲーム差、7位のゴールデンステイト・ウォリアーズ(47勝33敗/同58.8%)が1.0ゲーム差、8位のミネソタ・ティンバーウルブズ(46勝33敗/同58.2%)とも1.5ゲーム差と、プレーオフ自動出場が決まる6位以上を巡る争いは最終戦までもつれそうだ。

 マローン前HCに代わり暫定HCに就任したデイビッド・アデルマンは「我々にはまだ特別なことができる素晴らしいチャンスがある。そのことを選手たちへ話した」と語り、終盤戦とポストシーズンに向けて意気込みを示した。

 一方で、チームの方針に否定的な見解を示したのが、レジェンドのポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)だ。
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