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NBA

セルティックスの「歴代ベスト5」を選定!“特例”でSFはふたり、“史上最も偉大なウィナー”も外せない

杉浦大介

2020.05.31

前人未踏の8連覇を成し遂げたラッセル(左)と2000年代唯一の優勝をもたらしたピアース(右)。名門の伝統はこれからも受け継がれていく。(C)Getty Images

前人未踏の8連覇を成し遂げたラッセル(左)と2000年代唯一の優勝をもたらしたピアース(右)。名門の伝統はこれからも受け継がれていく。(C)Getty Images

【センター】
ビル・ラッセル

1934年2月12日生。208cm・98kg。
在籍期間:13シーズン(1956~69年)
成績:963試合、平均15.1点、22.5リバウンド、4.3アシスト

 “バスケットボール史上最も偉大なウィナー”。ラッセルの凄さを表現するには、その一言で十分なのかもしれない。カレッジ時代にNCAAトーナメントを連覇し、1956年のメルボルン五輪では金メダルを獲得。NBA入り後も1959~66年にかけて、米スポーツ史上でも前人未到となる8連覇を成し遂げたのをはじめ、13シーズンで実に11度の優勝を経験した。
 
 特にディフェンス面での貢献度は群を抜いており、まだブロックが正式スタッツではなかった時代にゴール下で存在感を誇示し続けた。平均得点、FG成功率(キャリア平均43.0%)などの数字は平凡であるがゆえに、“史上最高の選手”の議論に入ることは少ないが、勝利こそが究極の目標であることを考慮すれば、本来は含まれてしかるべきなのだろう。2009年にはファイナルMVPが「ビル・ラッセル賞」と名付けられたことも、その類稀な功績を象徴している。

文●杉浦大介
 
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