98年にはインディアナ・ペイサーズに移り、2000年に三たびファイナルの舞台に立つものの、今度はシャキール・オニールとコビー・ブライアントを擁する古巣レイカーズの前に屈し、結局プロで頂点に立つことは一度もなかった。
翌00-01シーズンを最後に39歳で引退して以降は、慈善活動やペイサーズ戦の解説業などを経て、現在は選手会の仕事をしながら、ノースカロライナで青少年向けのバスケットボールキャンプで指導している。
同窓のジョーダンとは、あらゆる点で対照的だったパーキンス。もし、彼がジョーダンのような強烈な闘争心やエゴを持ち合わせていたなら、もっと凄い成績を残していたかもしれない。ただしその場合は、「我がチームの歴史で最も愛された男」と、マブズの関係者が称えるような選手にはなっていなかったはずだ。
本当に幸福なのはどちらの人生だったのか──。それはパーキンス自身にしかわからないだろう。
文●出野哲也
※『ダンクシュート』2014年8月号掲載原稿に加筆・修正。
【PHOTO】ロッドマン、ジョーダン、アイバーソン、シャック…NBA史に残る偉大なレジェンドたち!
翌00-01シーズンを最後に39歳で引退して以降は、慈善活動やペイサーズ戦の解説業などを経て、現在は選手会の仕事をしながら、ノースカロライナで青少年向けのバスケットボールキャンプで指導している。
同窓のジョーダンとは、あらゆる点で対照的だったパーキンス。もし、彼がジョーダンのような強烈な闘争心やエゴを持ち合わせていたなら、もっと凄い成績を残していたかもしれない。ただしその場合は、「我がチームの歴史で最も愛された男」と、マブズの関係者が称えるような選手にはなっていなかったはずだ。
本当に幸福なのはどちらの人生だったのか──。それはパーキンス自身にしかわからないだろう。
文●出野哲也
※『ダンクシュート』2014年8月号掲載原稿に加筆・修正。
【PHOTO】ロッドマン、ジョーダン、アイバーソン、シャック…NBA史に残る偉大なレジェンドたち!