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NBA

同窓のジョーダンとは対照的な“エゴとは無縁の男”。サム・パーキンスの愛すべきキャリア【NBA名脇役列伝・後編】

出野哲也

2020.07.17

 98年にはインディアナ・ペイサーズに移り、2000年に三たびファイナルの舞台に立つものの、今度はシャキール・オニールとコビー・ブライアントを擁する古巣レイカーズの前に屈し、結局プロで頂点に立つことは一度もなかった。

 翌00-01シーズンを最後に39歳で引退して以降は、慈善活動やペイサーズ戦の解説業などを経て、現在は選手会の仕事をしながら、ノースカロライナで青少年向けのバスケットボールキャンプで指導している。
 
 同窓のジョーダンとは、あらゆる点で対照的だったパーキンス。もし、彼がジョーダンのような強烈な闘争心やエゴを持ち合わせていたなら、もっと凄い成績を残していたかもしれない。ただしその場合は、「我がチームの歴史で最も愛された男」と、マブズの関係者が称えるような選手にはなっていなかったはずだ。

 本当に幸福なのはどちらの人生だったのか──。それはパーキンス自身にしかわからないだろう。

文●出野哲也

※『ダンクシュート』2014年8月号掲載原稿に加筆・修正。

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