【パワーフォワード】
アロンゾ・モーニング
1970年2月8日生。208cm・118kg
在籍期間:11シーズン半(1995~2003、05~08)
成績:593試合、平均16.0点、8.1リバウンド、1.1アシスト
PGからスモールフォワード(SF)までの選考は比較的容易だが、パワーフォワード(PF)とセンターを選ぶのは難しい。ヒートのフランチャイズに大きなインパクトを残したモーニング、シャック、ボッシュという3人の偉大なビッグマンがいるからだ。
レブロン、ウェイドとともに連覇を達成したボッシュも捨て難いが、やはりモーニングを外すべきではないのだろう。本来のセンターではなく、PFという形で“ZO(モーニングの愛称)”をベスト5に組み込ませていただいた。
1995年の加入後、ハーダウェイとともにヒートをイーストのエリートチームへと成長させたモーニングは、1990~2000年に2年連続で最優秀守備選手賞を獲得。腎臓疾患で一度は引退を余儀なくされるが、不死鳥のように蘇り、2006年にはかつてのライバルだったシャックのバックアップとして球団初優勝に貢献した。
特に勝負を決めたファイナル第6戦では5ブロックをマークし、ようやく手にした栄冠に花を添えたのも思い出深い。コート内外でヒートの象徴的な存在だっただけに、現役引退後、背番号33がチーム史上初の永久欠番になったのを喜ばしく思ったファンも多かったことだろう。
【センター】
シャキール・オニール
1972年3月6日生。216cm・147kg
在籍期間:3シーズン半(2004~08)
成績:205試合、平均19.6点、9.1リバウンド、2.1アシスト
ヒートには2004~08年に在籍したのみで、4シーズン目の途中にはフェニックス・サンズへトレード。最後の2年間は衰えが目立ち、2006-07シーズンにはデビューから14年連続でマークしていた平均20点超えの記録もストップした。ただ、そんなマイナスを差し引いても、シャックがマイアミにもたらした功績が大きかったことは誰も否定できまい。
加入1年目はシーズンMVPの有力候補に名を連ねるほどの働きをみせ、ウェイドとともにヒートを強豪に押し上げる。2005-06シーズンには自身4度目のファイナル制覇を成し遂げ、移籍時の「俺がこのチームを優勝させてやる」という公約も見事に果たしてみせた。前述通り、この時の優勝はウェイドの大爆発によるところが大きかったのは事実だが、それでもシャックがいなかったら、そもそもファイナルまで辿りつくこと自体が不可能だったはずだ。
文●杉浦大介
【PHOTO】オラジュワン、ジョーダン、バークレー、ペニー……NBAの歴史を彩った偉大なレジェンド特集!
アロンゾ・モーニング
1970年2月8日生。208cm・118kg
在籍期間:11シーズン半(1995~2003、05~08)
成績:593試合、平均16.0点、8.1リバウンド、1.1アシスト
PGからスモールフォワード(SF)までの選考は比較的容易だが、パワーフォワード(PF)とセンターを選ぶのは難しい。ヒートのフランチャイズに大きなインパクトを残したモーニング、シャック、ボッシュという3人の偉大なビッグマンがいるからだ。
レブロン、ウェイドとともに連覇を達成したボッシュも捨て難いが、やはりモーニングを外すべきではないのだろう。本来のセンターではなく、PFという形で“ZO(モーニングの愛称)”をベスト5に組み込ませていただいた。
1995年の加入後、ハーダウェイとともにヒートをイーストのエリートチームへと成長させたモーニングは、1990~2000年に2年連続で最優秀守備選手賞を獲得。腎臓疾患で一度は引退を余儀なくされるが、不死鳥のように蘇り、2006年にはかつてのライバルだったシャックのバックアップとして球団初優勝に貢献した。
特に勝負を決めたファイナル第6戦では5ブロックをマークし、ようやく手にした栄冠に花を添えたのも思い出深い。コート内外でヒートの象徴的な存在だっただけに、現役引退後、背番号33がチーム史上初の永久欠番になったのを喜ばしく思ったファンも多かったことだろう。
【センター】
シャキール・オニール
1972年3月6日生。216cm・147kg
在籍期間:3シーズン半(2004~08)
成績:205試合、平均19.6点、9.1リバウンド、2.1アシスト
ヒートには2004~08年に在籍したのみで、4シーズン目の途中にはフェニックス・サンズへトレード。最後の2年間は衰えが目立ち、2006-07シーズンにはデビューから14年連続でマークしていた平均20点超えの記録もストップした。ただ、そんなマイナスを差し引いても、シャックがマイアミにもたらした功績が大きかったことは誰も否定できまい。
加入1年目はシーズンMVPの有力候補に名を連ねるほどの働きをみせ、ウェイドとともにヒートを強豪に押し上げる。2005-06シーズンには自身4度目のファイナル制覇を成し遂げ、移籍時の「俺がこのチームを優勝させてやる」という公約も見事に果たしてみせた。前述通り、この時の優勝はウェイドの大爆発によるところが大きかったのは事実だが、それでもシャックがいなかったら、そもそもファイナルまで辿りつくこと自体が不可能だったはずだ。
文●杉浦大介
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