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NBA

サンズの「歴代ベスト5」を選定!PG&PFはMVP受賞者、残る3人は…

出野哲也

2020.08.26

【パワーフォワード】
チャールズ・バークレー

1963年2月20日生。198cm・114kg
在籍期間:4シーズン(1992~96)
成績:280試合、平均23.4点、11.5リバウンド、4.4アシスト

 バークレーがフェニックスでプレーしたのは1992~96年の4年間だけでも、チームのベスト5から外すなどとは考えられない。フィラデルフィア・セブンティシクサーズのスーパースターだったが、球団首脳との確執から92年にサンズへトレードされると、その直後に出場したバルセロナ五輪ではドリームチームの一員として大暴れ。移籍1年目も平均25.6点、12.2リバウンドと期待通りに働き、球団史上最多の62勝へ押し上げた点も評価されてMVPに輝いた。
 
 同年はファイナルでシカゴ・ブルズに敗れ、一度も優勝できずにキャリアを終えたが、サンズ時代のプレーオフでは通算48試合で平均26.5点、13.4リバウンド、4.1アシストと、個人としては素晴らしい数字を残している。直情径行タイプで、歯に衣着せぬ発言や行動で論争を巻き起こしたのも魅力のひとつ。自分自身で「俺は良い人間なんだ」と言っていた通り、身勝手な振る舞いでチームの足を引っ張るようなことは、悪童のイメージほどには多くなかった。
 
【センター】
アマレ・スタッダマイアー

1982年11月16日生。208cm・111kg
在籍期間:8シーズン(2002~10)
成績:516試合、平均21.4点、8.9リバウンド、1.3アシスト

 高校から直接NBA入りし、初年度から平均13.5点、8.8リバウンドをあげて高卒選手初の新人王を受賞。並外れた身体能力が生み出す爆発的なプレーで、ショーン・ケンプの再来と謳われた。2年目には早くもアメリカ代表に選ばれ、続く05年はナッシュとのコンビプレーで平均26.0点。プレーオフでも30点近くを稼ぎ出すなど順風満帆だった。

 05-06シーズンはヒザを負傷し3試合しか出られなかったが、見事に復活。ニューヨーク・ニックスへ移籍した11年まで毎年球宴に出場、うち3度はファン投票で選出されるなど人気も高かった。ただし身長208㎝は当時のセンターとしては小さく、どちらかと言えばPFでの起用が多かったため、リバウンドも年間2桁には一度も達しなかった。サンズ退団後は急速に輝きを失い、30代を迎えたあたりから故障がちになったところもケンプに似ている。16年を最後にNBAから姿を消したが、今年はイスラエルのリーグでファイナルMVPに選ばれるなど、まだまだ元気なようだ。

文●出野哲也

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