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NBA

屈辱のドラフト指名漏れから、セルティックスの“陰のキーマン”へ。エースと指揮官も一目置くブラッド・ワナメイカーのキャリア

小川由紀子

2020.09.14

 今年7月に31歳になったワナメイカーは、セルティックスの現ロースターでは最年長だ。ブラッド・スティーブンス・ヘッドコーチ(HC)は、若いこのチームに経験豊富なベテランは不可欠であり、ワナメイカーは「“重要な選手”以上の存在」だと絶大の信頼を寄せている。

 今季のセルティックスは開幕2戦目から10連勝と最高の滑り出しを見せたが、このロケットスタート時においても、ワナメイカーの貢献度は非常に大きかったとスティーブンスHCは語る。

「彼の存在は、このチームのなかでより重要な要素のひとつだ。なぜなら、彼のプレーは常に計算ができるからね。素晴らしいよ。ボールを持っている時はもちろんのこと、オフ・ザ・ボールの時も、彼は持ち前の強さで自分より大きい選手をしっかりとガードできる。それに非常に頭が良い。彼がいることで、周りの選手たちの動きも良くなるんだ。彼は、普段ならゴードン(ヘイワード)に任せる仕事をやってくれている」

 開幕8試合目のサンアントニオ・スパーズ戦でヘイワードが左手を骨折して離脱した際、ワナメイカーが彼の役割を担い、ヘイワードの穴を感じさせなかったと指揮官は評価している。
 
 ピック&ロールに長け、ヨーロッパ時代に飛躍的に上達した3ポイントは、無駄打ちすることなく決定率も上々。また、試合中に主力が負傷退場するなどゲームプランが崩れた場合には、いかにバランスを取るかを考えた頭脳的な試合運びができる。

 セルティックスの若きエース、ジェイソン・テイタムも「彼は長くバスケットボールをやっているだけあって、そこで培ったゲームの理解度や、相手の急所を突く毒矢のような一手をチームにもたらしてくれる。正統派のポイントガード、という感じだ」と尊敬を口にする。

 それでも、スターターでないワナメイカーは常にプレータイムを約束されているわけではない。しかし「自分のキャリアは、いつもそうだった。何かを与えられるようなことはなかった。だから、逆にこの方が性に合ってる。常に自分をハングリーにさせていられるからね」と前向きだ。

 ルーキーしか参加しないような、任意のトレーニングセッションも欠かさない。そんなワナメイカーの努力をスティーブンスHCは見逃さず、仲間たちの模範になれる存在だと一目を置いている。
 
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「欧州での経験がなければ今の自分はない」とワナメイカーは語る

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