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NBA

【NBA背番号外伝】デュマース、ウェバーらが袖を通した背番号4。職人タイプやダンク王も多く着用〈DUNKSHOOT〉

出野哲也

2021.03.16

 アントワン・ジェイミソンはノースカロライナ大時代から33番をつけていたが、ワシントン・ウィザーズ移籍時にウェバーの番号だったという理由で4番に変更。現在、同球団の4番はラッセル・ウエストブルックで、長年親しんだ0番から高校時代の番号に変えた。

 ピストンズからニューヨーク・ニックスへトレードされたデリック・ローズも、以前同球団で使っていた25番ではなく、これまで馴染みのない4番を採用した。ほかの番号のイメージが強い選手では、リック・バリーとチャールズ・バークレーがヒューストン・ロケッツ時代、ショーン・ケンプとベン・ウォーレスがキャブズで4番。ピストンズで背番号1を背負い、2004年にファイナルMVPを勝ち取ったチャンシー・ビラップスも、それ以前の下積み時代は主に4番だった。トロント・ラプターズのスターだったクリス・ボッシュも、その後ヒートに移籍してつけていた1番のほうが印象が強いのではないか。
 
 スラムダンク・コンテストの優勝者にも多く、スパッド・ウェッブ(1986年)、ハロルド・マイナー(1995年)、ネイト・ロビンソン(2006、09、10年)が4番で王者になった。優勝者ではないが、ダーク・ノビツキー入団前にダラス・マーベリックスの大黒柱だったマイケル・フィンリーは、1997年のコンテストで珍妙な側転ダンクを披露して爆笑を誘っている。

文●出野哲也

※『ダンクシュート』2014年11月号原稿に加筆・修正

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