最後にグループCだ。
【グループC】カッコ内は勝ち点、得失点差
1:スロベニア 2勝0敗(4P、+53)〇勝ち抜け決定
2:スペイン 2勝0敗(4P、+21)〇勝ち抜け決定
3:アルゼンチン 0勝2敗(2P、−28)
4:日本 0勝2敗(2P、−46)
【最終戦】
スロベニア対スペイン、アルゼンチン対日本
すでに勝ち抜けを決めているスロベニアとスペインによるグループ首位争い。負けた方も2位は確定しているが、2位勢のアメリカがチェコに大差で負けることは考えにくいため、2位のシード権はアメリカが優勢か。
スロベニアとスペインとの一戦は、熱い戦いになりそうだ。2017年のユーロバスケットで両者は準決勝で対戦し、スロベニアが92-72と大勝している。当時のスペインはパウとマルクのガソル兄弟が主軸で、スロベニアのルカ・ドンチッチは11得点、12リバウンドを記録したが、当時チームのエースはゾラン・ドラギッチの兄ゴラン(現チームには不在)だった。
その後スペインは、リッキー・ルビオがリーダーとして大きく成長、スロベニアも、ドンチッチが、さらにモンスター級の選手へと大きく飛躍している。よって、4年前の対戦は、参考程度といった感じだ。
そして日本がベスト8入りするには、アルゼンチンに勝ち、1勝2敗で並んだ他のグループの3位チームとの間で、得失点差が最小にならないことが必要となる。もし得失点差が同数だった場合は、総得点が多い方が上になるため、貪欲に、1点でも多く取りにいきたいところだ。
日本はアルゼンチンに出来るだけ点差をつけて勝ち、チェコがアメリカに20点差以上で大敗すれば、チャンスが生まれる。アルゼンチンは、初戦のスロベニア戦では、気持ちの面でもフィジカル面でもベストな力が出せていなかった。最終戦でどれだけ持てる力を出してくるかが気になるが、日本は気合い満点のプレーで圧倒してほしいところだ。
また日本のフリオ・ラマス・ヘッドコーチ(HC)とアルゼンチンのセルヒオ・ヘルナンデスHCは、北京五輪では、ヘルナンデスがHCでラマスがアシスタント、ロンドン五輪ではラマスがHCでヘルナンデスがアシスタントを務めた間柄だ。お互いの手の内を熟知し合った2人の師弟対決は、力のこもった熱戦になることだろう。
文●小川由紀子
【グループC】カッコ内は勝ち点、得失点差
1:スロベニア 2勝0敗(4P、+53)〇勝ち抜け決定
2:スペイン 2勝0敗(4P、+21)〇勝ち抜け決定
3:アルゼンチン 0勝2敗(2P、−28)
4:日本 0勝2敗(2P、−46)
【最終戦】
スロベニア対スペイン、アルゼンチン対日本
すでに勝ち抜けを決めているスロベニアとスペインによるグループ首位争い。負けた方も2位は確定しているが、2位勢のアメリカがチェコに大差で負けることは考えにくいため、2位のシード権はアメリカが優勢か。
スロベニアとスペインとの一戦は、熱い戦いになりそうだ。2017年のユーロバスケットで両者は準決勝で対戦し、スロベニアが92-72と大勝している。当時のスペインはパウとマルクのガソル兄弟が主軸で、スロベニアのルカ・ドンチッチは11得点、12リバウンドを記録したが、当時チームのエースはゾラン・ドラギッチの兄ゴラン(現チームには不在)だった。
その後スペインは、リッキー・ルビオがリーダーとして大きく成長、スロベニアも、ドンチッチが、さらにモンスター級の選手へと大きく飛躍している。よって、4年前の対戦は、参考程度といった感じだ。
そして日本がベスト8入りするには、アルゼンチンに勝ち、1勝2敗で並んだ他のグループの3位チームとの間で、得失点差が最小にならないことが必要となる。もし得失点差が同数だった場合は、総得点が多い方が上になるため、貪欲に、1点でも多く取りにいきたいところだ。
日本はアルゼンチンに出来るだけ点差をつけて勝ち、チェコがアメリカに20点差以上で大敗すれば、チャンスが生まれる。アルゼンチンは、初戦のスロベニア戦では、気持ちの面でもフィジカル面でもベストな力が出せていなかった。最終戦でどれだけ持てる力を出してくるかが気になるが、日本は気合い満点のプレーで圧倒してほしいところだ。
また日本のフリオ・ラマス・ヘッドコーチ(HC)とアルゼンチンのセルヒオ・ヘルナンデスHCは、北京五輪では、ヘルナンデスがHCでラマスがアシスタント、ロンドン五輪ではラマスがHCでヘルナンデスがアシスタントを務めた間柄だ。お互いの手の内を熟知し合った2人の師弟対決は、力のこもった熱戦になることだろう。
文●小川由紀子