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NBA

代表格はレジェンドのアリジンと現役のラウリー!ビラノバ大の歴代ベストメンバーを選定<DUNKSHOOT>

出野哲也

2021.11.21

【パワーフォワード】
ジム・ワシントン

1943年7月1日生。198cm・95kg
カレッジ成績:85試合、平均13.5点、14.0リバウンド
NBA成績:774試合、平均10.6点、8.6リバウンド、1.4アシスト

 ビラノバ大での通算1194リバウンドは同大史上2位で、4年時には平均15.2点、15.8リバウンドを記録した。65年のドラフト8位でセントルイス(現アトランタ)・ホークスに入団するが、翌年のエクスパンション・ドラフトで、新球団のシカゴ・ブルズに指名され移籍。

 身長198cmでありながらセンターとして起用され、しかも当時のジョニー・カーHCは「リーグ一背の低いセンター」として売り出すため身長を低くサバ読みさせた。体格面での不利は「ダンクの練習をしているうちに身についた」ジャンプ力でカバーし、68、69年は2年続けて平均ダブルダブル。27リバウンドを奪った試合もあった。

 71-72シーズン途中にホークスへ戻ると、73、74年はまた2年連続で平均ダブルダブル。NBAでの通算6637リバウンドはビラノバ大OBで最多となっている。アトランタのファンの間で人気が高かったこともあり、引退後は同地に拠点を構え、市職員やホークスのコミュニティ部門などで働いた。
 
【センター】
ティム・トーマス

1977年2月26日生。208cm・104kg
カレッジ成績:32試合、平均16.9点、6.0リバウンド、2.1アシスト
NBA成績:824試合、平均11.5点、4.1リバウンド、1.5アシスト

 本来のポジションはフォワードながら、ビラノバ大出身者にはNBAで活躍したセンターがいないため、5番でしばしば起用されたトーマスを選んだ。

 高校時代から有望視され、ビラノバ大に入学した96-97シーズンに最優秀フレッシュマン賞を受賞。1年でアーリーエントリーし、ドラフト7位で地元ニュージャージーのネッツが指名。前年のキトルズに続くネッツからの指名だったが、2日後にフィラデルフィア・セブンティシクサーズへトレードされ糠喜びに終わった。

 1年目から平均11.0点をあげオールルーキー2ndチームに選ばれる順調なスタートを切るも、2年目途中でミルウォーキー・バックスへ移籍。身長の割にアウトサイドシュートが上手く、07-08シーズンまで9年連続で平均2桁得点をあげた。ただし最高でも03-04シーズンの14.7点。決して悪い選手ではなく13年間と息の長いNBA生活を送ったが、「無限大」とまで言われたポテンシャルは完全には発揮できず、2000年に結んだ6年6700万ドルの契約に見合っていたかは微妙なところだ。
 
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